今日は朝から雪模様。
午後には雨になり積雪は5cmほどでたいしたことがなくて良かったです。
幹線道路にはほとんど雪がなくて普通に通行ができる状態ですが、
ご覧のように霧に包まれて、幻想的な風景となりました。
さて今日もE-M10で遊ぶシリーズ。
今日はE-M10よりもセンサーサイズが一回り大きなAPS-C(キヤノン
Eos KissX5、以下X5)との高感度耐性の比較です。
先日(1/13)は同じセンサーサイズのLumixG3との比較をしてE-M10は
1.5段くらい高感度耐性が高いという結論でした。
センサーサイズのより大きなAPS-Cと比べたらどうなるのかテスト
して見たというわけです。
比較対象は前回と同じ冬の大三角付近。
まずはE-M10の全体画像
次にX5の全体像
いずれも星景写真向けとしてソフトフォーカスフィルターをかけて
います。(全体画像のみで以下の等倍切り出し画像はフィルター無、
JPEG撮って出しです。)
それではまた三つ星付近を等倍切出しで比較します。
まずはISO1600/f4.0/60secでの比較です。
E-M10で若干ホワイトノイズが目立ちますが充分に外気温になじんで
いなかったことが考えられます。
またパナソニックのレンズのため色収差補正が掛からず星の回りに
青ハロが少し出ています。(その意味でタムロンのレンズはとても
優秀といえます。)
異常のことを除けばどちらのカメラもわりと破綻なく使える画像と
いえます。
次はISO3200/f4.0/30secでの比較です。
M10の方がややブラックノイズが目立ちますが、まだそれほど大きな
差はないように感じます。
最後はISO6400/f4.0/30secでの比較です。
この絵を見る限りE-M10のほうが暗ノイズが少ない感じですが、
ノイズ処理がきつく掛かり塗りつぶされた感じがします。
X5のほうが自然な感じがして遠目にはノイズが気になりにくい
です。
またISO1600および3200でもE-M10は処理がきつめで、撮って出し
ではX5とそれほど差がないのですが、きつい画像処理をかけると
破綻しやすい傾向にあります。
ということは(言い換えれば)、きつい画像処理をかけない前提で
あればX5とそれほど大きな違いのない画像をE-M10で得ることが
できるということになります。
もちろんX5はすでに3年前に発売された機種ですので、最新の
APS-Cはもっと高感度が優れているかも知れませんし、画像エンジン
もこなれたものになってるかも知れないので、この結論はあくまでも
X5とE-M10の定性的な比較であると理解下さい。
ただし、少なくとも私の中ではAPS-Cの立場はかなり危うくなって
来ました。
本気で天体写真に取り組もうと考えるなら、迷わずフルサイズの
一眼デジカメをお奨めします。
でもE-M10はこれ1台で、旅行やお散歩のスナップ撮影、
月のクローズアップ、星景写真、長焦点での天体撮影、お気楽
コリメート天体写真などなど、オールマイティーにこなすことが
できます。
コンデジからのステップアップとしてはベストな1台ではないかと
いうのが私の結論です。(あくまでも私個人の私見ですので、購入
されてこんなはずじゃ・・と言われても責任は負いかねますので
ご理解のほどを・・・)
おはようございます。
毎回 詳細なレポート 興味深く見ています。
私はライブコンポによく使っています。
キャノン系の星空モード比較で
・設定が自由 露出時間、ISO, NRの効き、焦点距離等
・比較的星の色が良く出る
・切れ目が目立たない(無いと言った方がいいかも)
で 気に入って使っています。
おっしゃる通り小型でオールマイティな機種ですね。
西やんさま
まだ全部の機能を使いこなしていないままです。
今度ライブコンポも試してみますね。
実のところSTYLUS1からの機種変で操作系がほとんど同じなので
取説をまともに読んでいないのが間違いですね・・・