スタパで星景写真を撮ろう

今日は富士山がクッキリ、とても近くに見えました。

150131fuji

最近のカメラの進化はとてもめざましくて、普通のデジカメでも
わりと簡単に星景写真などの天体写真を撮ることができるように
なっています。

とはいえ星あかりというのは昼間の明るさに比べ桁違いに暗いので、
手持ちでカメラを構えて撮るというわけには行きません。
(まあ手持ちでもそこそこ星を写すことができるカメラもある
のですが、作品レベルの画像は得にくいです。)

そこで星の写真を撮るときには三脚が必須といえますが、長秒露光が
当たり前の天体撮影用となると相当ガッチリした三脚でないとダメ
です。

ただ旅行のときに三脚を担いで歩くというのは、写真が趣味の人で
もない限りはかなり少ないと思いますし、今流行の自撮り程度の
三脚ならまだしも、天体用にガッチリした三脚をもって歩くという
のは、(車で移動でも)かなり苦痛なものです。

それならスタパに貸出用の三脚があれば良いよね!

・・・ということでここ1~2年の間に星景写真用のゴツい三脚を
少しずつ充実させてきました。

150131sankyaku

相当な風が吹いてもビクともしないレベルのゴツいのが4脚(奥側)、
小さいカメラなら充分なのが2脚(手前側)、都合6脚を貸出できます。

またこのうち2脚には写真用赤道儀(ポラリエとナノ・トラッカー)を
取り付けることができます。

静止撮影(カメラを固定した状態)だと30秒くらいの露光時間でも
画像を拡大すると星が日周運動で少し移動して点になってくれません。

赤道儀を使えばほとんど点になってくれるので、より暗い星まで写り
とてもシャープな感じに仕上がるのでお奨めなんです。

セッティングにほんの少しコツがいりますが、ほんのひと手もかける
だけで見違える写真ができるので、ぜひ赤道儀の活用に挑戦して頂き
たいと思います。

写真用赤道儀と言えば、ポラリエやナノ・トラッカーは強度や精度の
面であまり大きなカメラや望遠レンズ付きカメラ向きでありません。

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写真右は望遠鏡用赤道儀を写真用にしたもので、かなり重いカメラでも
対応できるようにしてあります。

というわけで、スタパにお出かけ頂くときに、とりあえずカメラだけ
お持ち頂ければ、星景写真を撮って頂けるようになっていますので、
お気軽に「三脚貸して」とお声がけ下さい。

最近はコンデジでも星景写真が撮れる機種が多くなっていますが、
お奨めはミラーレスや一眼レフなどのレンズが交換できるタイプ
です。

コンデジで挑戦される場合は、事前に星が撮れる性能であるか確認
した上でご持参下さい。

さて今夜の月です。

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今夜はものすごいスピードで雲が流れていて、気流が恐ろしく悪くて
まともな写真になりませんでした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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スタパで星景写真を撮ろう への2件のフィードバック

  1. namihei のコメント:

    いつも楽しく拝見しております。

    いままで天体に興味を持ったことがなかったんですが、数年前より写真をはじめましてその後天体の写真を撮ってみたくなり、星座早見表(科学と学習の付録みたいな)などを購入し少しずつ知識を増やしているところです。今年の夏には宿泊させていただきたく思っております。

    そのおりにはよろしくご指導お願いいたします。

  2. スタパオーナー のコメント:

    namiheiさま

    コメント&いつももご覧頂きましてありがとうございます。
    この先スタパではこれから天体写真を撮って見たいというかたを応援して行きたいと思っています。
    どんなふうにしたらよいかあれこれ考え中ですので、ご期待下さい。

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