今日も素敵な青空が拡がる一日でした。
夜も良く晴れて上弦を過ぎた月がきれいでに輝いていました。
さて今日は久々に日の出光学の双眼鏡のレビューです。
あまり業界に詳しくない方は「日の出光学」をご存じない方もいるかも
知れないですが、このブログでは以前にも紹介記事を書いています
ので同社についての紹介はそちらを参照頂ければと思います。
日の出光学の「自分たちが使いたいと思う双眼鏡を作って売る」という
ポリシーのなかで、最も特徴的なのが今日紹介する「A」シリーズの
5×20(倍率5倍、口径20mmという仕様を表します)だと思います。
2009年に発売開始されたA1から、A3へとモデルチェンジが進み、
今回A4に引き継がれました。
写真は左からA1、A3(白)、A3(ブラウン)、A4です。
A1からA3へのモデルチェンジは筐体の変更による、よりスタイ
リッシュな形状とカラーバリエーション追加。
およびレンズ構成はそのままに、コーティングや内部の迷光対策など
見え味向上に向けた変更でした。
今回A3からA4へのモデルチェンジは筐体、光学系ともに全く
新しい設計となっていて、フルモデルチェンジといえます。
上の写真で左がA3、右がA4です。
正面から見た大きさはほとんど変わりませんが・・・
今回のモデルチェンジでは筐体の厚みが従来よりも少し増して、
重量もA3の181gから266gと重くなっています。(A3:下、A4:上)
このクラスの双眼鏡には軽くてコンパクトというのが強く要求される
ものですが、その部分は同社のNシリーズ任せて、Aシリーズは
筐体を大きくしてでも見え味の向上にシフトしようという日の出
スタッフの意図が感じられます。
結論から言うと、私は大正解だと思います。
見え味、使い勝手ともにA4は従来機種を完全に凌駕しています。
A1・A3のユーザーは手持ちの機種を誰かに譲って、A4を買い
直しても損は無いとお奨めしたくなるほどです。
正直なところA4を一度のぞいてしまうと、もうA3には戻れない
という感じがしてしまいます。
これまでのA1・A3でも、ホームセンターなどで売られている安物
モデルと較べると素人の方が見ても「えっ!」と驚くほどの見え味の
違いがあるのですが、A4はさらにその一枚上手を行っています。
日の出光学のホームページでは従来製品のマイナーチェンジ的扱いで
わりと淡々と製品紹介をしています。
まあ、従来製品を使用しているユーザーのことを考えてか、あまり
モデルチェンジを大々的に宣伝している感じではないのですが、
どんなふうに変わったのか、こちらで追々紹介して行きたいと思います。
(続く)
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