NAGAMITSU-60MAXIで月を観る

今日から8月。

150801kumo

とても夏らしいお天気なりました。

150801tonbo

トンボもたくさん飛んで夏休みまっただ中という雰囲気です。

夕方には雷がゴロゴロ鳴っていたのでどうなることかと思ったの
ですが、夜には良く晴れました。

昨夜に続き今夜もISSが頭上を通ることが判っていたので、ゲストと
一緒に油井宇宙飛行士に手を振りました。

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(ほぼ中央の光跡がISSです。)

でもって観察会が終わってもとても安定した天候だったので、
NAGAMITSU-60MAXI(ナガミツ)を持ち出してお月見をしました。

いろいろな倍率でも見ましたが、低倍率から高倍率まで破綻なく
よく見えます。

オルソ7mm(171倍)で見ると、少し青の色収差が気になり始めますが、
像自体は全く破綻した感じがせず、とても鮮明に見えていました。

口径ミリ数の3倍近い過剰倍率でも全く余裕という感じで、楽しむ
ことができました。

150801moon_naga4956

いつものオリンパスE-M10で直接焦点撮影をしました。

この画像、上下のトリミング無しで、正方形にするため左右のみ
切り落としています。

m4/3(マイクロフォーサース)の規格ではちょっと大きく写りすぎで、
後からトリミングしづらいですが、大きい分ピントも合わせやすいし、
解像度も高くなるような気がします。

ちなみに下はいつもの遊星号です。

150801moon_4976

いつもより一回り大きな画像に仕上げていますが、このサイズでは
あまり差が出ないのが実情です。

細かく見ればナガミツが勝るのですが、ブログサイズの画像なら
なが~いナガミツを引っ張り出さなくても・・・とだんだん楽な
方向に走り出しています。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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NAGAMITSU-60MAXIで月を観る への1件のコメント

  1. 小澤 利晴 のコメント:

    オーナー様、素晴らしい写真アップしてくださりありがとうございました。直焦での両者の比較、とても興味深く拝見させていただきました。
    まずクリック拡大せずに見た印象として、長光の方がやや暗く像が落ち着いていると感じました。しっとりとしていると言った方が良いかもしれません。ティコの辺りで比べるとわかりやすいです。
    次に画像をクリックすると、両者とも極めてシャープなのがわかります。実に見事な月面です。両者の比較となるとオーナー様おっしゃるようになかなか判別がつきにくいので、更に拡大してみました(iPadを使っているので強拡大が自由にできます)。すると、かけ側よりもむしろ明るい部分で差がわかります。特に顕著なのがアリスタルコス付近。ここ、強拡大しますと明らかに長光の解像力が高いです。これが1㎝の口径差によるものか、Fの暗さや鏡筒内面処理など他の要素によるものかはわかりませんが、いずれにしろ恐ろしく高い解像力であることはよくわかります。iPadをお使いの方がいらっしゃったら是非試してみると良いと思います。

    口径(㎝)×3倍の倍率でも像が破綻しないのは画像でも立証されています。やはり素晴らしい鏡筒だなと思います。

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