今日もスッキリしない天候ですが、夏休み最後一個手前の日曜日と
あって人の出はかなりです。
今日は空にトビがたくさん飛んでいました。
トビといえばこの時期はわし座が見頃です。
この星座の主星アルタイルには飛ぶワシという意味があり、日本では
彦星(牽牛)として有名です。
星座絵の星の並びを線で結ぶと
この写真では右上に尻尾にあたる星、デネブがありますので、右下が
くちばしということになります。
デネブというとはくちょう座のα星が有名ですが、デネブは単に尻尾
という意味ですのでじつは結構あちこちにあります。
でも実際の夜空でわし座の星達をこんな風に結ぶのはかなり難しい
です。
それもそのはず、元々のわし座はこんなに大きくなかったようなの
です。
アルタイルが南中を過ぎるとβ、γがほぼ横並びになって、上の
トビが飛んでいる写真のようなイメージになります。
そうこの三つの星の並びを飛ぶワシというイメージでわし座として
いたのです。
日本でもこの三つの星の並びを犬飼星と呼ぶ地方があったり、牽牛
には牛を引き連れる者という意味があって、左右の小さな星を牛に
見立てていたのです。
星座発祥の当初は意外に小さな星の並びの目印が主体だったのかも
知れません。