今日も素晴らしく良い天気。
夕方には朱に染まる富士山を眺めることができました。
さて少し間が開いたのですが、スタパのニューフェイス赤道機
ロスマンディ(G11)の据え付け工事のその後です。
前回は赤道儀の三脚を固定するための基礎(沓石)を埋め込んだの
ですが、野ざらしというわけに行かないのでこんなものを用意
しました。
自転車保管用のサイクルハウス(平城商事製:2S HRK-CH-20S)です。
もちろんこのままだと観測できないので・・・
こんなふうにハウスごと跳ね上げて赤道儀が使えるようにしました。
赤道儀には万一の雨漏りを想定してタイヤ保管用のビニールカバーを
掛けてあります。
幌の部分は耐候性を考えると消耗品と割り切らないとダメそうな気が
します。(今回平城商事製を選択したのは幌の部分をスペア購入できる
からでした。)
幌がかぶった状態ですとわかりにくいので幌を取り付ける前のスケル
トン状態でご覧下さい。
上は保管状態、下は跳ね上げたときです。
風で吹き飛ばされては大変なので、こんな基礎を作りました。
フック付ブロック錘のフック用ネジにボルトで2×6の板を固定
しています。(錘は各2個、計4個使用)
跳ね上げ側は丸穴にステンの板を渡し、収納時はロープで骨材を
縛り付けられるようにしています。
蝶番側の固定は超ネジを用いて、必要に応じて簡単にハウス全体を
取り払うことができるようにしています。(錆びるとイヤなので、
M8の蝶ネジはステンにしています。蝶番もステン製です。)
これでめでたくロスマンディを設置=安置するスペースを確保する
ことができました。
少し遠くから見ると天文ドームの銀色とかぶるのであまり違和感なく
設置できました。
この先、少々蹴飛ばしたくらいではビクともしないように三脚を
ガッチリ固定し、精密な極軸合わせをしなければなりません。
また開いたハウスが風で戻らないよう固定できるようにしなければ
いけないとか、足下をもう少しきれいにしないとかいろいろ細かい
作業がありますので運用開始にはもう少し時間が掛かりそうです。
何とか年内に稼働できるようにしたいと考えています。
サイクルハウスを跳ねあげる発想はとてもユニークで感心しました。
最初の写真を見た時、扉部分を開けて本体ごとスライドさせるのかと思いました。
スライド方式は、望遠鏡に当たる扉下のパイプを外すため強度が保てませんね。
須玉の父さま
いつもありがとうございます。
またロスマンハウス(いつからそう呼ぶことになった・・?)の
跳ね上げ機構についてお褒めを頂き恐縮です。
いろいろ考えたあげく、サイクルハウス自体がとても軽いものなので、
結局一番作るのが簡単そうなこの方式に落ち着きました。
スライド式も考えましたが、地面に近い厳しい環境で長期の使用に
耐えるうまい機構を考つきませんでした。
跳ね上げ式の欠点は、解放時に確実にロックできる機構を設ける必要がある
(これは今後の課題です)ことや、視界の邪魔になりやすい(これはうちの場合、
森の高さより低いので問題ないですが)、蝶番部(木部もふくめ)の耐久性などが
考えられますが、運用しながら改良を加えて行くことになると思います。
まあその辺が自作の良さといったところですね。