昨晩は一時満天の星空になったのですが、遅くなってまた曇ってしまいました。
今朝は起きると周囲は霧に包まれていました。
でも午後には青空が広がって今日も星が見えるのかと思っていたのですが、またもや曇り・・・・
例年、この時期の新月期というのはメシエマラソン(メシエ天体を一晩に何個見ることができるか)という競技が行われます。
例年ならば晴天率は5割前後でまあまあの時期のはずなのですが、今年はエルニーニョがしぶとく居座っている感じがします。
さて今日もミニスコープで遊ぶ編です。
今日のミニスコはこちら
スリコール製スーパーミニスコープ40DXです。
本来微動つき雲台がセットになっているようですが欠品状態で入手しました。
接眼レンズに「3B」の表示があるので、望遠鏡メーカーとして悪名高き「スリービーチ」の流れを汲むメーカーなのでしょうか?
口径40mm、焦点距離220mmの手のひらサイズの望遠鏡です。
ピント合わせは摺動式のドロチューブなのですが、微調整はレンズセルがネジ式で多少前後できるようになっているという、なかなかよく考えられた構造になっています。
ファインダーは光学式では無く、中空パイプに直行する細いネジがねじ込まれていてセンターを示すようになっています。
とても割り切った良い方式だとは思うのですが、昼間や 都会なら夜でも大丈夫ですし、月や惑星も大丈夫だと思いますが、暗い環境下では使い物にならないかも知れません。
ただ10倍以下の倍率にすることも難しくない焦点距離ですので、ファインダーは無くてもOKかも知れません。
3B製なのでどんな見え味か、恐る々々覗いてみました。
いろいろな部品や構造が結構しっかりできていて使い勝手はなかなか良いと思います。
F5.5の短焦点ですが20倍くらいまでの倍率なら色収差をほとんど気にせず予想以上にシャキッと見えて充分に使用できそうです。
フィールドスコープ代わりにお手軽に使えますし、昨今はやりのオートガイダー用望遠鏡としても活躍してくれそうです。
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はじめまして、いつもブログ楽しみに読ませていただいてます、
私もスーパーミニテレ40を私もヤフオクで購入したのですが対物側のヘリコイドを回すと視野がヘリコイドの回転に合わせ上下左右にに移動します(22倍で視野の1/5程度)何度か組み直したのですが変わらず星の手帖15倍の対物レンズを組み込んだららその症状が完全に収まりました、これって対物レンズの焦点がセンターからずれていると言うことなのでしょうか?
ナルゲンさま
昔の粗悪御三家の製品にはありがちな現象(?)というわけではないでしょうが、
何らかの原因で対物レンズの光軸がズレていたのでしょうね。
普通は対物レンズを回転させないので見つからない(=バレない)欠陥が、コストカットのため割り切った合焦方式にしたのがアダとなったのでしょうね。
組立望遠鏡のレンズとは焦点距離が違うのであまり比較にはなりませんが、見え味は圧倒的に組立望遠鏡の方が優れていると思います。
管理人様、そうですね普通天体望遠鏡で対物レンズは回さないですよね、確かに星の手帖のほうが圧倒的によく見えるので実は組み込んだままにしてます、御三家を楽しめたのもまた一興、貴重な体験ですね(笑)ありがとうございました。