昨日から悪めの天気予報のわりには良い天気。
青い空に力強い夏雲がそびえ、農作物がスクスク育っているという、すっかり初夏の風景です。
さてこの時期、少し遅い時刻になると春の星座達がドンドン西の空に傾き、沈んでゆきます。
からす座は春の星座の中でも南に低いこともあって、わりと早い時期に西に傾きます。
3等星以下の暗い星でできた星座なので都会で見つけるのは難しいのですが、空のきれいな場所では小さくまとまっているのでとてもよく目につく星座です。
からす座が西に傾くのは春の終わり=初夏の時期です。
秋の終わりにみなみのうお座のフォーマルハウトが西の空に傾いたときのような季節の変わり目を感じられます。
西空のフォーマルハウトが冬を迎えるなんとなくもの悲しい雰囲気を醸し出すのに対して、傾いたからず座は夏を迎える新緑に沈んでゆくのであまりさみしさを感じないような気がします。
でもペンションの仕事からみると、春がゆくと忙しい夏が来るわけで、からす座を見送るときの方が気持ち的には少し辛い気がします。