今日も良い天気。
この時期これだけ好天が続くのは珍しく、ありがたいことです。
スタパ前の畑はマルチ(土を覆うビニールシート)が敷かれすっかり準備万端といった感じです。
さてゲストが少なく、今夜はわりと早い時刻に身体が空いたので木星の画像を撮ることができました。
というより、ここのところ観察会が終わる時刻には木星が西の森に隠れてしまいなかなか撮れなかったのと、今日は観察会の前に大赤斑がちょうど良いところに居そうだということが分かっていたので、少し早めにドームを開けて撮影しました。
あまり気流が良くなかったのですが、なんとなく雰囲気は伝わる絵になったと思います。
そして火星も昨日より少し早い時刻に撮影することができました。
そのおかげで昨日とは少し違った模様の見え方をしています。
火星の自転周期(一日)は地球より約40分長いので、毎日同じ時刻に火星を見ると火星面の経度にして約10度ズレた場所が見える事になります。
なので毎日同じ時刻に観察して火星面全部を見ようとすると1ヶ月以上の日にちが必要になります。
そんなことをしているうちに火星はドンドン遠ざかり観測がし辛くなったり、途中で「大黄雲」という嵐が起こって模様が見えなくなってしまったりと、なかなか全部の模様を見ることができないままシーズンが終わってしまうことが多いです。
天気が悪かったり、気流が悪かったりとなかなか条件の良い日も少ないので、火星は観察するのがなかなか難しい天体と言えます。
その難しさ故に火星人の存在が大まじめで語られるほどのことになったのかも知れません。
さてそして今夜も月を撮りました。
満月を過ぎて右側にクレーターが見え始めました。