今日の午前中までは雨でしたが、午後からは晴れ間が広がりました。
天文ドームデッキの工事も大詰めを迎え、今日は新鋭機を設置しました。
FUJINON40×150(フジノン150mm40倍双眼鏡)です。
今回の拡張工事はこれを設置するための工事でした。
この双眼鏡、量産機としては世界最大の双眼鏡で、星空散歩用としては最強の双眼鏡かも知れません。(もちろん自作やショップレベルとしてはもっと大きな双眼鏡もありますが、それはまたマニアのディープな世界ということで・・・・)
気楽に購入できる金額のものではないのですが、縁あってアストロアーツ社の「星ナビ」編集部からしばらくお借りすることになったものです。
実は昨年の9月にはスタパに来ていたのですが、とても気軽に持ち出して使える代物ではありません。
世の中にはこの機種を出張観察会に持ち出して使う強者もいるのですが、ガラスの腰を持つ私にはとうてい無理な話で、据え置き式にしないと気軽には運用できないので、9ヶ月間塩漬けになっていました。
どうせなら、出来るだけたくさんのゲストに気楽に使って頂けるようにしたいので、あれこれ考えた末に、天文ドーム前のデッキの拡張により設置スペースを確保することにしたわけです。
スタパの敷地はわりと狭く、視界を確保しつつ邪魔にならない場所ということでこの場所になりました。
以前、ロスマンディ赤道儀を設置するのに使用したサイクルハウス(自転車収納用テント)を今回も使用し、蝶番でガバッと跳ね上げて運用が出来るようにしました。
まだ少し運用上の細かい工作や改良が必要なのですが、とりあえずいつでも使える状態になりました。
晴れた日には開放して自由にお使い頂けるようにしたいと思います。
この夏は「双眼鏡の使い方と楽しみ方講習会」を毎日開催することも検討中です。
館内にある貸出用双眼鏡も合わせ、双眼鏡で星を見る楽しさをたくさんのゲストにお伝えできたらと考えています。
どうぞご期待下さい。
デッキに大型三脚を設置している時から注目していましたが、まさかフジノン40×150が搭載されるとは思いませんでした。
私は、同じ40×150を20年程前に中古で購入して、専用の2畳の観測小屋を自作しました。
現在その小屋は木で覆われ、双眼鏡は別の場所に移しましたが、重くて持ち出すのが大変です。スタパさんに刺激を受けて、また小屋をつくりたくなりました。