原村の成果

今日の昼間は青空が広がりかなり暑くなりました。

でも夕方から急に涼しくなって、夜はまた雨混じりの曇りでした。

さて例年、原村の星まつりではジャンク漁りをして散在してしまう(というかそれを楽しんでいますが)のですが、今年は特別欲しいものがある訳でもなかったので、あまり散財しないようにしようと思っていました。

それでも・・・・

帰ってきたらなんかどうでも良いものがカバンからゾロゾロ出てきました。

まあいずれ役に立つこともあるかもしれないというレベルのものも多いのですが、今年の目玉は右下に写っている「2インチ45°正立プリズム」です。

45°でも直角でも2インチアイピースが使える正立プリズムをしばらく前から探していました。(たまたまとてもお安く入手できました。)

こんな使い方をするためです。

SHRPSTAR50ED(50mm/f330mm)と2インチの40mmアイピースと組合わせて8.25倍の単眼鏡(当然正立)に仕立てています。

実はこの夏「双眼鏡で星空観察入門」講座を開講しているのですが、意外に好評で受講してしてさる方が予想外に多いです。(ほとんど晴れていないのです現状座学のみがほとんどですが・・・)

晴れた空で実際にこれを見ます(見て下さい)と解説するときに、双眼鏡を使って見え具合を説明しようと思っても、人ごとに眼幅やピント・視度調整が厄介ですし、三脚で固定すると天頂付近はとても見づらくなってしまいます。

単眼仕様なら調整は最小限で済みますし、プリズムで光路を曲げてあげると天頂付近でも覗くのが楽です。

SHRPSTAR50ED+天頂ミラーで解説をしていたのですが、像が左右逆転の鏡像になってしまい初心者は返って混乱するという問題が生じていました。

そんなわけで正立プリズムが欲しかったのですがラッキーでした。

教材に使用する双眼鏡(ヒノデD1 8×42)より少し視野は狭いですが、口径が大きくて光学系が単純なのでとても良く見えます。

まだ少し調整が必要なのですが、とりあえず実戦投入可能な状態になりました。

「こんなふうに見える」と分かったうえで、実際に自分で導入して頂くという流れで活用したいと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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