ゼロから始める「星空観察」(38)

今日は午後から雨

それでも周期的に晴天と曇・雨天が繰り返されるようになって、晴れの確率もだんだん高くなって来たような気がします。

さて「ゼロ星」シリーズ、今日から最終ラウンド、夏の星空解説に突入です。

第5章 四季の星空解説

5-4. 夏の星空解説

夏の星空はなんといっても天の川と七夕の星。

太陽系が属する銀河系の中心方向が見えているので、他の季節より圧倒的に星の数が多いです。

それだけに様々な伝説や人々の思いが込められた星空でもあるのです。

5-4-1. 七夕の星と夏の大三角

七夕といえば牽牛=彦星=わし座のアルタイルと、織女=織姫星=こと座のベガという二つの星が主役です。二人の間は通常天の川が隔てているという設定ですので、二つの星の間も実際に天の川が流れています。

小学校の授業ではこの二つの星と天の川の中にあるはくちょう座のデネブを加えてできる三角形を「夏の大三角」として、その見え方や日周運動の観察をすることを取り上げることが多いようです。

三角なんてどうにでも作れるのだから、わざわざ3つセットにすることもないのではという向きもあるのですが、夏の大三角を見たいという需要もあるので通常はセットでお話しするというのが一般的です。

8月初旬の21時ころにベガが天頂にあって9月中旬ころの同時刻にデネブが天頂を通過するので、夏の間は頭の真上にこの夏の大三角が君臨することになります。

天頂付近の明るい星3つをつなげればほぼ間違いなく夏の大三角になります。

ところで小学校の教科書には「夏の大三角」と書いてあって「夏の大三角形」と書くと×になるそうです。(おバカな話だと業界では話題になっています。)

八ヶ岳南麓では夏の間、月の無い晴れた夜にはわりとコンスタントに天の川が見えるのですが、天の川を見たことがない都会からのお客様が多いので、実際に彦星・織姫の間に天の川が見えるだけでも感動されます。

肉眼で見ても十分楽しめる夏の大三角と天の川ですが、天の川が肉眼で見えるような日はぜひとも双眼鏡で天の川を見ていただくと肉眼とは全く違った砂をまいたような星の世界が広がって感動モノです。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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