「ユニバーサル天体望遠鏡アダプター」を作る

きょうは朝から曇り空・・・・

お月見は過ぎましたが、ススキが満開(?)です。

さて今日は「ユニバーサル天体望遠鏡アダプター」なる部品製作の紹介です。

でも実はこれ、「ぐんま天文台」さんがサイトで公開されている「ユニバーサル天体望遠鏡」(サイトはこちら<http://www.astron.pref.gunma.jp/instruments/telescope_universal.html>の下の方で参考として紹介されているものです)を参考に製作した物ですので、スタパのオリジナルでは無いことを予めお断りしておきます。

普通の天体望遠鏡というのは望遠鏡を向ける方向により、のぞく位置が大きく変わるので、車いすを利用されている方にのぞいてもらうのにとても苦労する場合が多いです。

最近、公共の公開天文台では接眼部がアーム状になって、自由に動かせるようになっていて、子供でも大人でも車いすでも楽な姿勢でのぞけるようになっている望遠鏡が多くなっています。

写真はスタパから割と近く(車で1時間ちょっと)にある「うすだドーム」(長野県佐久市)の大型望遠鏡についている接眼部です。

スタパの場合、天文ドームが小さすぎて車いすでのご利用はできないのですが、それでもお子さんから大人まで楽な姿勢でご覧頂けるような装置があればそれにこしたことはないということでいろいろ探しているうちに上記の「ぐんま天文台」のサイトにたどり着いたのです。

参考として紹介されている「2号機」ならば、ほとんどスタパにある「売り物」と「手持ちの材料(がらくたともいう)」で作ることができそうな気がしたので作ってみました。

材料は、まずスタパでも販売している星の手帖社製「組立天体望遠鏡」(15倍タイプ)2台を準備します。

このうち1台は以前(2016.11.23)に紹介した天頂ミラー改造をします。

もう1台は鏡筒内の遮光絞りをニッパーで切り取って、対物レンズだけを組み込んだ接眼部無しの筒にします。

この筒の接眼部側に2インチ(50.8)の天頂ミラーを取り付けます。

「ぐんま天文台」の作例ではビクセンのフリップミラーを使用していますが、ここでは強度面を考慮し2インチのミラーを使用しています。

フリップミラーを使用すると天体の導入時に低倍率用の接眼レンズを直視側に挿入して使えるので使い勝手が良いと思います。

しかし作例ではジョイント部に金属材料を使ってしっかりしたものにしているので問題ないのですが、手作りレベルで作れる部品ではありません。

いっぽう「組立天体望遠鏡」の鏡筒外径は50.8のスリーブよりわずかに小さくて、手持ちのミラーは3点止めができることもあり無改造かつ十分な強度でミラーと鏡筒を取り付けできるためこの方式としました。

2台の「組立天体望遠鏡」の接合には工作用紙を丸めてやまと糊で貼り付けた紙筒を作りました。

45mm幅、50cm×2枚を鏡筒の太さに丸めながら糊で貼り付けてあります。

両側から筒を差し込んでキッチリはまり込むようにフェルトを貼り付けています。

組み立てるとこんな感じです。

そのままだともの凄くバランスが悪くて、希望の角度に最終接眼部を固定することができないため2インチミラーにアングル金具を取付け、1kgのカウンターウエイトを取り付けました。

バランスが合えば2インチミラーを望遠鏡の接眼部に取り付けて使用することができます。

どんな方向に望遠鏡が向いても椅子に座った状態で望遠鏡を覗くことができるようになります。

今回は全てスタパに転がっていた部品や材料を使いましたので、新たにかかった費用はゼロでしたが、全部購入しても(ミラー類を中古で入手すれば)1万円もかからずに完成させることも可能だと思います。

冒頭に書きましたように、「ぐんま天文台」さんが作られて紹介された物ですが、情報を拡散したいと考え紹介させて頂きました。

より多くの方に望遠鏡で星を見て頂く楽しみを伝えるためにぜひ用意したいアイテムだと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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