スマホと組立望遠鏡で月の写真を撮ろう その2

今日は一時青空がのぞきましたが、夜はまたもや曇り・・・・フーッ

「スマホと組立望遠鏡で月の写真を撮ろう」の続きです。

簡易的な組立望遠用の接眼レンズとスマホ側のカメラレンズの間隔を適切に保つためのアダプターの作り方を紹介します。

材料はこちらです。

水道管用塩ビパイプ(PA25)という内径約25mmを25~30mmの長さに切ります。

このままだと組立望遠鏡の接眼レンズよりも径が大きくて固定できないので、クッションテープ(100円ショップで購入)をパイプの長さと同じ×幅10mmに切って、パイプの内側に約120度間隔に貼り付けます。

これでアダプターは完成です。

このアダプターを組立望遠鏡の接眼部にグイグイと差し込みます。

接眼部がパイプの反対側から少し引っ込んだあたりで止めます。

パイプを押し込みすぎたり出し過ぎたりすると上の写真のように視野の一部分しか像が出ません。

適切な位置に合わせると接眼レンズの視野一杯に像を写すことができます。

適切な位置を見つけたら組立望遠鏡側に目印を更けておくと良いでしょう。
(15倍と35倍のタイプにより適切な位置が違います。)

上は15倍タイプで写した室内の写真ですが、組立望遠鏡を通さずに写した写真はこちらです。

35mm版のカメラだと400mmくらいの望遠レンズで写したのと同じような倍率になります。

35倍の組立望遠鏡で月を写すとこんな感じです。

スマホをうまく覗かせる(=光軸合わせ)には少し練習が必要ですし、少しガッチリした三脚を使用しないと位置合わせに少し苦労するかも知れませんが、とりあえず夏休みの自由研究の材料として使えるくらいですかね・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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スマホと組立望遠鏡で月の写真を撮ろう その2 への3件のフィードバック

  1. ポテト のコメント:

    初めまして
    時々、興味深く読ませて頂いています
    星の手帖社組立天体望遠鏡用のスマホ用のコリメートアダプターですが、私も少し前に考えました

    ふと手に取ったペットボトルの飲み口部分が接眼レンズにピッタリハマることに気付き、飲み口部分の手前から切り取って、キャップに穴を開けてスマホのレンズに合わせたら、光軸合わせが簡単に出来ました
    なかなか文章では伝えられませんm(__)m
    Instagramで、#スマホで月を撮る #組立天体望遠鏡
    とかで検索していただくと写真や動画があります

  2. スタパオーナー のコメント:

    ポテトさま
    情報をありがとうございます。
    なるほどちょうど良いサイズのペットボトルが多いようですね。
    身近な物を材料にできるのは良いですね。

  3. ポテト のコメント:

    返信ありがとうございます
    SNS友達の「月をスマホで撮りたいけど小さくしか写らない」っていう声に応えての工夫でした
    星空を紹介するイベントを行っている星のソムリエ同期生達と、組立天体望遠鏡と一緒に紹介して多くの人達に星空に目を向ける機会になればと思っています

    また、いろいろ参考に楽しみに読ませて頂きます☆(^^)/

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