片持ちフォーク赤道儀を作る

今日は午後から快晴に

夜は満天の星空。

うお座にある天王星を肉眼で見ることができました。

さてここのところ「お出かけパック」シリーズで望遠鏡を携帯して出先で使うパターンを考えてきたのですが、昨日も書いたように私の個人的なこだわりで赤道儀を使うことが前提になると重量的に不利な面が多いです。

赤道儀の一般的な形式であるドイツ式の場合、構造的にバランスウエイトという鉄の塊を用意しなければならず軽量化の足かせになることが多いです。

「お出かけパック ミニ」ではバランスウエイトを必要としないボーグの片持ちフォーク赤道儀を使って軽量化を図っています。

ただボーグのそれは強度面で不安があり、あまり大きな望遠鏡を載せる気にはなりませんでした。

もう少し強度的に心配のないものをということで、集めた材料がこちら。

ケンコーNewKDSマウントの水平回転部、ビクセン互換アリガタ金具、そして頑丈なL字金物で、これを組合わせたのがこちら

NewKDSマウントのアリミゾ金具を取り付けて鏡筒が取り付けられるようにして、従来からあるビクセンSP赤道儀の赤経体+アリミゾ金具に取り付けます。

なかなかの強度でタカハシFC65ではかなり余裕な感じです。

セレストロンのC5でもまだまだ余裕。

ケンコーSE120Sだとちょっと苦しいか・・・・

でもSE120Sではどうせ高倍率は出さないし・・・、ということでOKかな・・という感じです。

片持ちフォーク赤道儀の場合、天の北極方向を見ることができないのが難点ですが、子午線跨ぎの鏡筒反転の儀式が必要なくなるので、観察会などで天頂を挟んだ天体を行ったり来たりするようなときにとても便利です。
(北極方向を見る裏技もあることはあります。)

南向きにベランダを持つマンションなどで使うのには最高のシステムと言えます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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