マクカセ90mmを入手する

今日も昼間晴れて夜曇るパターン・・・・。

さて久々(だったかどうか忘れましたが)に望遠鏡を購入しました。

ミードETX-90の鏡筒部分です。

光学系はマクストフカセグレイン、口径90mm、焦点距離1250mmです。

実はこの機種は自動導入式架台とセットで販売されているのですが、架台が動かないジャンクで購入し、架台から取り外しました。

架台が正常に稼働したとしても、電源を入れる度にアライメントが面倒なのと、導入速度が遅くて(しかもギーコ、ギーコと動作音がうるさく)かなりストレスになるので、私的には鏡筒単体で使う方が気が楽なので、架台の修理は早々に諦めることにしました。

ここのところミニスコープばかり購入しています。

もちろん大きな望遠鏡は暗い天体や細かいところまで良く見えるので憧れは感じるのですが、スタパにはすでに40cmの望遠鏡がありますし、そのクラスが他にあっても気楽に運用ができる気がしませんし、それ以前に経済的に入手は困難です。

そんな事もあって小さい望遠鏡でどれだけ楽しむことができるかという方にロマンを感じてしまうのです。

そのためには小さくても良く見える望遠鏡が必要なのですが、当然ながら原理的に限界があるので、如何に限界に近い性能が確保された望遠鏡であるかが重要になるのです。

当然、当たり外れがあり、安価なものでは外れてしまうことの方が多いので、ついロマンを求めて次のミニスコープを・・・ということになってしまいます。

まあ言い訳はこのくらいにして実は以前にもこのクラスのマクカセを購入していたことを思い出します。

ビクセンのベイパーという90mmマクカセを所有していたことがありましたし、同じくビクセンのMC127というマクカセも使っていました。(いずれも手放しました)

現状では笠井トレーディング扱いのPico8という口径80mmのマクカセが手元にあります。

口径80mmなのでETX-90より一回り小さいですが、重さはほとんど変わりがなく、たった10mmの違いですがETX-90のほうがとても良く見えます。

長年大量に作られてきて、性能的にこなれているのかもしれません。

このETX-90お気楽お月見用に使いたいと思っています。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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マクカセ90mmを入手する への3件のフィードバック

  1. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、こんにちは。

    これはとても良い鏡筒だと思います。今、スカイウオッチャー社から同じスペックのものがありますが、同一品と見てよろしいでしょうか。

    マクストフカセや、シュミットカセは、国産メーカーではもう出ないですね。昔、五藤光学から10cmくらいのマクストフ、タカハシから22、5cmのシュミットカセが出ていました。性能は良かったと聞いていましたが、製作が難しく量産品としてコストダウンが見込めないためか、割と短期間で無くなってしまいました。

    マクストフはツアイスから18cmのものがありましたがそれも今や無し、また、笠井さんのところからロシア製のものが出ていて、日本では永らくマクストフといえばロシア製と認知され、かく言う私も長期にわたり非常にお世話になりました。私の天文人生の中心的器材となっていたこともあり、今製造、販売が中止されたことは非常に残念です。

    そして今、マクストフは中国製 が主流ですね。マクストフ以外の光学系も、最近の中国や台湾のメーカーの躍進は凄まじい限りで、製造技術の進歩も凄いです。とどまるところを知らない勢いですね。

  2. スタパオーナー のコメント:

    小澤さま
    いつもありがとうございます。
    ロシア製マクカセはルマック型が主流で、現行のミードのETXや、セレストロン、スカイウォッチャーの純マクカセとは一線を劃する性能であったと思います。
    現行の中国製のほとんどは純マクカセのため、最良の象を得るための筒外焦点位置に制約があるので使いづらい面が多いです。
    ミードの鏡筒は自動導入架台での使用が前提のため、天頂ミラーで光路を直角に引き出した状態で使うのがデフォルトです。
    このため鏡筒を単体で使う前提のセレストロン、スカイウォッチャーの製品とは微妙に設計が異なるかも知れません。
    ただし光学系としては長年作り続けられている物なので、性能的にかなり安定しているような印象を受けました。
    まだ月や惑星などで見え方のチェックをしていないのですが、マクカセ系で感じることの多い像が暗く感じることがなく割とスッキリした見え味です。
    ピントのバックラッシュやヒステリシスもなく扱いやすい鏡筒だと思います。
    ただし(フリップミラーで直角方向から覗くのがデフォルトでそれは構わないのですが)、直視方向の焦点を活用するためのアクセサリー(ネジ径が専用サイズ)のバリエーションが全然ないのが玉に瑕です。
    サードパーティー製のTアダプタ変換リングを入手すると、いろいろ使い勝手が広がり楽しそうです。

  3. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、こんばんは。

    オーナー様おっしゃる「マクカセ系で感じることの多い像の暗さ」実はこれが長年の疑問でした。私も機種によっては確かに像が暗く感じたこともありました。シュミカセでは暗いと感じた経験がないので不思議だなと。原因は、個体差なのか、補正板の材質なのか、主、副鏡の反射率なのか、アイピースとの組み合わせなのか今でもわかりません。オーナー様のお考えはいかがでしょうか?

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