究極のミニスコープCELESTRON HUMINGBIRD7-22×50EDがやって来た(1)

今日も曇りがちな一日。

でも夜には少しだけ雲が切れて満月を少しだけ過ぎた月を見ることができました。

さて今日はこちらの望遠鏡というよりフィールドスコープ(?)の紹介。

セレストロン製ハミングバード マイクロスポッティングスコープ7~22倍 口径50mmEDレンズ(CELESTRON HUMINGBIRD7-22×50ED)です。

 

製品本体+前後レンズキャップの他に、ソフトケース、ケース用ストラップ、クリーニングクロス、取扱説明書が同梱されています。

この後ほとんど肯定的な話(まるでヨイショ記事のように)が多くなるのですが、唯一気に入らなかったのがソフトケース。

 

キツキツで前後のキャップを外してもファスナーが閉められないほどです。

使っている内に馴染むのかも知れませんが、いきなり(ケースを)使う気がなくなりました。

さて気を取り直して本題。

ここのところミニスコで遊ぶことが多いですが、このミニスコ、かなり完成度が高いです。

国内では正式に販売されていないようですが、たまたまネットオークションで目にとまり縁があってスタパにやって来ました。

口径50mmのEDレンズで7倍から22倍をカバーするズーム式接眼レンズがセットになっています。

接眼部が45°傾いた形の正立プリズムが使用されていて三脚に載せてわりと楽な姿勢で観察が可能です。

どちらかというとバードウォッチングなど地上観察をメインとしたスコープなのですが、接眼部が傾いているので天体を観察するときでも枠な姿勢で覗くことができるのです。

通常の直視型スコープだと楽に覗ける仰角はいいところ45°くらいまでで、60°は限界、90°(=天頂付近)は絶望的に覗きにくいですが、接眼部が45°傾斜だと天頂でもわりと楽に観察することができます。

望遠鏡の場合は直角ミラーを用いるのが一般的ですが、逆に地上を観察するのは不自然な態勢になりがちなので、昼間も夜(=星)もという場合には45°というのはとても優れているのです。

見え味などについては後で詳しく説明するのですが、予想以上にかなり良く見え、そしてとにかくコンパクトなのが、ミニスコ好きにはたまらないところです。

手のひらサイズと言えば大げさですが30mmクラスのポロタイプ双眼鏡をよりもコンパクトなくらいです。

上はいずれも口径50mmのミニスコですが、ハミングバードがいかに小さいか分かります。
上から
・SHARPSTAR50ED 50mm f330mm
・メーカー不詳ミニスコ 50mm f300mm
・ハミングバード 50mm f175mm(推定)
です。

SHARPSTAR50EDはとても良く見えますが、硬派の望遠鏡なので作りがシッカリしていてとても重いです。

ハミングバードはアクロマートレンズを使用したメーカー不詳ミニスコよりもはるかによく見えますし、SHARPSTARには負けるものの短い焦点距離と正立プリズムを介しながらもよく頑張った見え味と言えます。

これより小さいとなると・・・

以前、双眼鏡のレンズを活用して自作した超小型ミニスコとなりますが、こうけいが小さい分見え味に迫力が無くなります。

ミニマムサイズながら見え味や拡張性(詳しくは後述)にこだわった仕様という意味で「究極のミニスコープ」かも知れないと思っているのです。(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 月・惑星, 望遠鏡・機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください