今日は本の紹介。
マーカス・チャウン著「僕らは星のかけら」という文庫本です。
昨年の秋に一気に10数冊購入した本の一冊です。
あのときに購入した本は、わりと内容の濃い、重い本が多いので、
まだ半分くらいしか読破していません。
ちなみにこの本も読み始めから半年近く掛かっての完読です。
何せ、私たちはもちろん宇宙にある全ての物質(=元素)がどこで生まれたのか
というテーマを、科学の発展に沿いながら科学者達がどのようにして謎を
解き明かしてきたのか・・というとても濃い内容です。
様々な科学の発見をした科学者達の感動が伝わるエキサイティングな部分も
多いのですが、ほとんど数式を使わず文章だけで、その内容を説明している
ので、読むのにかなり集中力が必要でした。
でもこれ以上簡単に解説しようと思えば、あまり感動もできなくなりそうですし
微妙なところなのかも知れません。
今日では宇宙に存在する元素のうち水素とヘリウム以外は太陽のような恒星の
中で作られたということが常識になっています。(それが解明されたのは
今からわずか50年前です。)
私たちの誰もが、星が寿命を終えるときに宇宙にはき出した星の忘れ形見で、
文字通り天で作られたということを改めて教えてくれます。