今日も青空に白い雲・・・、
ススキやトウモロコシが絵になる一日でした。
毎年この時期はやたらと活字に飢えています。
夏のあいだ、ほとんど新聞すら読む時間がない日々を過ごすからなのですが、
とにかくやたらと本が読みたくなります。
9月に入ってからヒマを見付けては「謎解きはディナーのあとで」と
「神様のカルテ」を読破。
(ミーハーといわれれば、そうですが)肩の凝らない話題作で、小手調べ
といったところです。
今日読み始めたのこれ・・
2003年に打ち上げられ、いまだに火星で調査を続けている探査機のドキュメン
タリーです。
2007年に発刊された本で、2008年の秋に(読書の秋ということで)購入して
あったのですが、なぜか読めずじまいでスタパライブラリーに並んでいたものです。
内容は・・・
いやー~、眼からウロコです。
NASAは莫大な資金と大勢の優秀な人材でやるのだから、すごい成果が確実に
得られるようになっているのかと思っていたのですが・・・、
内情は全く違っていて、政治的や派閥的なかなりドロドロした部分があって、
技術的にも薄氷を踏むようなギリギリの攻防が打ち上げまでや、打ち上げられた
後もズッと続いていること。
プロジェクトが成功するのが奇跡と思えるほど様々なトラブルがあることなど・・
へたな小説を読むより、よほど手に汗を握るような場面がたくさんあります。
資金のスケールは違いますが、日本の「はやぶさ」の成功と同じように、
舞台裏では本当にたいへんなことがいろいろあるモンだと改めて思いました。
もっとはやく読んでおけば「はやぶさ」の冒険ももっと楽しめたかも知れないと
ちょっと反省しています。