今日も午後から雪景色・・・
雪かきが必要なほどの積雪になりそうはないですが・・・
さて、今日は日の出光学の双眼鏡「ヒノデ8×42-C2」(以下C2)を紹介します。
この機種はこのブログでも紹介した、「ヒノデ8×42-C1」(以下C1)の
モデルチェンジ版です。
マイナーチェンジなので外観上はロゴやネックストラップ以外全く違いが
ないです。
実はもう1年くらい前にモデルチェンジしていたのですが、モデルチェンジに
伴い数千円高い価格に改定され、3万円をこえる価格になってしまったため、
紹介しそびれていました。
日の出のサイトではC1とC2の違いについて細かいところの仕上げに
こだわったことによる性能の向上という説明がなされているのですが、貧乏性の
私としてはその数千円の値上げがどうも納得いかなくて、紹介しないままに
なっていました。
でも「双眼鏡で星空・・」シリーズで、晴れればひたすらいろいろな双眼鏡で
星を見る生活をしているうちに、自分がいかに双眼鏡に関して素人であったか
だんだん分かってきて「あぁ・・、C2 いいじゃん」という感じになりました。
実のところ同シリーズで紹介した様々な星群・星列のほとんどはC2で見た
イメージで紹介記事を書いています。
スタパには双眼鏡がたくさんあるというのは前にも紹介していますが、
このたくさんある双眼鏡のうち口径40~50mmクラスの双眼鏡のなかで一番良く
星が見えるのがC2である事に気付いたというわけです。
(具体的には微光星が浮き上がって見えます。)
写真の10×50や8×40と比べても明らかに微光星が浮き上がって見えます。
(C2以外は安物で実売レベルで2万円を超えるものはありませんが・・・)
丁寧に作られた7×50と比較してもC2のほうが迫力のある見え方をします。
ワンクラス上のスペック(42mm→50mm)の双眼鏡よりよく見えるというのは
正直なところかなり驚きでした。
レンズやプリズムのコーティングやコバ塗り、内面仕上げなどにこだわった
結果、透過率が高く迷光が少なくなり非常にヌケの良い像を結んでいるため
だと思います。
当初「双眼鏡で星空・・」シリーズは10×50の双眼鏡をベースに話を進める
つもりでスタートしたのですが、手持ちの10×50よりコンパクトでよく見える
C2ばかりを使うことになってしまいました。
ちっともレビュー記事になっていないですが、基本のところはC1と同じ
ですので構造や使い勝手については過去記事をご覧頂ければと思います。
気になるC1との違いですが・・・
C1と見比べると上の安物モデルとの差ほどはないですが、C2のほうが
よく見えます。
なにがどう違うのかと言葉で言いあらわしにくいですし、サイド バイ サイドで
見比べないとわからないレベルなのですが、なぜかC2のほうがよく見えます。
(すでにC1をお持ちなら買い換えるほどの違いではないかな?というレベル
です。)
もともとC1は7~8万円クラスの高級ダハタイプを意識して作られた製品
なのですが、C2は自分たちのできる範囲で最高の見え味のものを作ろうという
日の出スタッフの意地が感じられる製品だと思います。
双眼鏡って値段がピンキリですが、高いには高いだけの訳があって、高いものは
それなりに良く見えると考えたほうが良さそうです・・・
というわけで安物の10×50を買うくらいなら、ちょっと奮発してC2にした
ほうがコンパクトで取り回しがよくて出番も増えるのでお奨めだと思います。
けれど・・、それならば、10×50クラスでしっかり作り込まれた双眼鏡で見て
みたいという気持ちが抑えられなくなりつつある自分が恐いです・・・