祝!! 15周年

今日も(昼間は)良い天気。

夜もとても良い天気予報だったのですが、なぜか曇り・・・

しょうがないので昨晩深夜に写した月です。

さて今日10月11日はスタパの開業記念日。

2002年の今日開業してから、ちょうど15周年ということになります。

一口に15年というと、とても長いような気がしますが、気がついたら15年過ぎていたという気もします。

本当にたくさんの皆さんに応援して頂いたおかげだと思っています。

まだしばらくはスタパを営業したいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、ホームページやこのブログでもお伝えしていますが、15周年記念としてご利用のゲスト全員に「光る誕生日の星座ストラップ」プレゼントのキャンペーンを実施中です。

在庫が無くなり次第終了となりますが、あと1ヶ月ぐらいは大丈夫そうです。

全ての星座が均等になくなるわけではないので、最後のほうはプレゼントできる方とそうでない方の不公平が出そうで、ちょっと心配です・・・・

ところで、こちらも案内済みですが、10月21日(土)は15周年記念として、「アクアマリン」アットホームコンサートをスタパで開催します。

アクアマリンは星や自然をテーマとした素晴らしい楽曲をたくさん持つデュオなのですが、メンバーのミマスさんは有名な合唱曲「COSMOS(コスモス)」、「地球星歌」などの作曲家でもあります。

当日の宿泊はすでに満室となっているのですが、コンサートのみの参加はまだ少し余裕があります。

近隣の方や、日帰りOKの方はぜひこの機会にアクアマリンのライブをお楽しみ下さい。

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秋深し

今日は朝から良い天気。

冬の八ヶ岳ブルーを彷彿とさせる青空が広がりました。

好天になる日がだんだん増えてきました。

周辺はどこを見回しても秋の色が深くなっています。

昨日で「ゼロはじ」シリーズが終わってしまったので、今日は何となく燃え尽き症候群でボーっとしたまま一日が終わってしまいました。

明日からまた頑張りたいと思います。

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ゼロから始める「星空観察」(41)

今日も昼間はまあまあ天候だったのですが・・・・

さて「ゼロ星」シリーズ、今日が最終回となります。

7月下旬から約2ヶ月半、永らくお付き合い頂きありがとうございました。

シリーズ物としてはかなり多くの回を重ねた大作となりましたので、いずれ「スタパオーナーの部屋」へ殿堂入りをさせたいと思います。

第5章 四季の星空解説

5-4. 夏の星空解説 (続き)

5-4-4. 七夕伝説は秋に生まれた?

ベガ(落ちるワシ)とアルタイル(飛ぶワシ)という名前を西洋の人達が付けたのと同じように織姫星(=ベガ)と彦星(=アルタイル)は夏の大三角が天頂を明け渡す頃になると、面白いことにベガとアルタイルはほぼ同じ高度で横並びになり、そのまま地平線に近づいて行きます。

仲良く並んで地平線に近づいて付く姿に気づけば、この二つの星をペアとして扱いたくなるのは人情と言うものでしょう。

実はこの二つの星はかなり長い期間同じくらいの高さで横並びに沈んで行きます。
9月9日の21時くらいだとかなり高いですがほぼ横並びになります。

 

11月に入っても横並びに沈んでゆきます。

 

こんなことから西洋では二つの形態のワシの姿として、東洋では仲の良い夫婦の星としてエピソードが生まれたのだと思います。

7~8月頃のベガが高い位置にいる時よりも、二つの星が仲良く並んで沈んでゆく様子を見て夫婦星として語られるようになったのかも知れません。

5-4-5. 日本の星座

日本には西洋の星座のような体系だって全天を区切る星座という概念があまりなかったようです。

だれが見ても目に付く、形がハッキリしている星の並びについては民話があるのですが、全国レベルで統一された話というのはほとんどないのが実情です。

また、あまり大きな星座がないのも特徴かも知れません。

大きくてもオリオン座を鼓(つづみ)星と呼んだり、さそり座を魚釣り星(サソリ の尻尾あたりを釣り針に見立てている)と呼ぶくらいです。

北斗七星もおおぐま座のように広げて考えることはなかったようで、無理に つなげて形を作り物語を着けるという発想や文化がなかったのでしょう。

ところが小さくまとまった特徴的な星の並びについては名前の付いているものが多くあります。

その典型はスバル(=プレアデス星団)や三つ星(オリオン座)などで、双眼鏡で楽しむのにもってこいのサイズであることが多いです。

そんなわけで前置きが少し長くなりましたが、ここではさそり座にある日本の民話に伝わる星を紹介します。

上の写真でアンタレスと左右の星で「ヘ」の字が作られますが、この部分を篭担ぎ(かごかつぎ)星と呼ぶ地方が多かったようです。

アンタレスは火星に対抗するもの(アンチ・アーレス)の意味から着けられた名前ですから、とても赤く見える星です。

天秤棒につるしたカゴの荷物をフウフウいいながら運んでいる姿を想像したのでしょう。
色の濃さでその年の作物の収穫量を占う地方もあったようです。
(色は年ごとに変わるわけはないのですが、南に低いので大気の影響を受けやすく、ある一定の期間の見え方を比較すれば吉兆に結びつけられたのかも知れませんね。)

またアンタレスの赤い色から酒酔い星と呼ぶ地方もあったようです。
飲んだくれては代金を踏み倒し、升かけ星と呼ばれる酒屋の星(オリオン座の三つ星)から逃げ回っていると言う民話も残っています。

西洋の神話で勇者オリオンはサソリに刺されてあっけなく命を落としたことから、星座になっても逃げ回っており、さそり座が昇るころには西の空に沈み、さそり座が沈んでから東の空に昇るようになった・・・というお話しと逆のパターンになってはいるものの、追いかけっこをしているところで妙に符合があり面白いですね。

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ゼロから始める「星空観察」(40)

スタパ周辺は日に日に秋色が濃くなっています。

木々も(針葉樹でさえ)葉緑素がだいぶ少なくなっています。

今日の昼間は良い天候だったのですが・・・

夜は残念、霧に包まれてしまいました。

さて「ゼロ星」シリーズ、夏の星空解説がもう少し続きます。

第5章 四季の星空解説

5-4. 夏の星空解説 (続き)

5-4-3.ベガとアルタイル

わし座の主星アルタイルには飛ぶワシという意味があり、日本では彦星(牽牛)として有名です。星座絵の星の並びを線で結ぶと

この写真では右上に尻尾にあたる星、デネブがありますので、右下がくちばしということになります。
デネブというとはくちょう座のα星が有名ですが、デネブは単に尻尾という意味ですのでじつは結構あちこちにあります。
でも実際の夜空でわし座の星達をこんな風に結ぶのはかなり難しいです。
それもそのはず、元々のわし座はこんなに大きくなかったようなのです。
アルタイルが南中を過ぎるとβ、γがほぼ横並びになって、下のトビが飛んでいる写真のようなイメージになります。

そうこの三つの星の並びを飛ぶワシというイメージでわし座としていたのです。

日本でもこの三つの星の並びを犬飼星と呼ぶ地方があったり、牽牛には牛を引き連れる者という意味があって、左右の小さな星を牛に見立てていたのです。
星座発祥の当初は意外に小さな星の並びの目印が主体だったのかも知れません。

さてアルタイルはわし座の星ですから「飛ぶワシ」という名前でも全く違和感はないのですが、実は飛ぶワシのアルタイルに対して、こと座のベガは落ちるワシという意味があって、昔からアルタイルとセットで扱われていたのです。

こと座が西に傾き始めたときはこんなふうに琴が横倒しになったような配置になります。
ここでベガとε、ζだけに着目するとわりと目につきやすいV字形というか三角ができます。

ベガは織姫星としてもとても有名な1等星ですし、εもダブルダブルスター(二重連星)として有名な星で、ζも低倍率で楽しめる二重星であることから個人的には「夏の小三角」と呼んでいます。

でも西洋の昔の人にはこのV字形が獲物に向かって急降下しているワシに見えたので「べガ」(落ちるワシ)と名付けたのです。

秋になって西空に仲良く並んで沈んでゆく様子を見て、アルタイル(飛ぶワシ)とベガ(落ちるワシ)という名前がついたのでしょう。

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ゼロから始める「星空観察」(39)

今日は21時過ぎまで曇り・雨の天気だったのですが、22時過ぎて急速に天候が回復!!

久々のダブルヘッダーとなりました。

立待の月が綺麗でした。

さて「ゼロ星」シリーズ、、夏の星空解説の続きです。

第5章 四季の星空解説

5-4. 夏の星空解説 (続き)

5-4-2. 七夕についてのうんちく

7月7日は七夕。

でもこれってかなり無理があると思いませんか?

なぜなら日本の本州付近ではこの時期に梅雨が明けていることは稀で、せっかくの星のお祭りなのにほとんどの年で七夕の星を見ることができないです。

しかも7月7日頃というのは、七夕の星である織姫星(こと座のべが)や彦星(わし座のアルタイル)はまだあまり高く昇っていなくて、天の川も昇ってきてはいますがよほど空のきれいな場所でない限り良く見えない状態です。(下図参照)

本来七夕というのは旧暦7月7日に行われる行事ですので、現在の暦とは約1ヶ月ズレていて前倒しに行うためにそんな事が起こってしまうのです。

その意味では毎年8月7日に行われる仙台の七夕祭りは宵の口に織姫・彦星も高い所にいて、天の川もほぼ南中していますし、(ほとんどの場合)梅雨も明けているので、7月7日よりも遙かに正しいものと言えます。

でも新暦の8月7日に星が見えやすいかと言えば必ずしもそうではありません。

天の川はとても淡いので、月が半月よりも太い(満月に近い)と月明かりにかき消されてしまい星まつりとしての風情がなくなってしまいます。(下は満月の星空)

新暦ではその年ごとに月齢が変わるので日本固有のお祭りを新暦で祝うのは絶対に無理があるということになるのです。

ところで旧暦というのは月の満ち欠けをベースにした暦なので、毎月朔日(ついたち)は必ず朔(さく=新月)で、15日はほぼ満月になるという、日にちと月齢がリンクしたものです。

ですから七夕は当然のことですが、旧暦7月7日、つまり月齢6(ほぼ半月の1日前)の日に行われるのが正しいのです。

宵の口には月齢6の月が西空の低いところにあって、少しだけ月明かりで天の川や暗い星達が少し見えづらくなります。

その分、織姫(ベガ)・彦星(アルタイル)などの明るい星は浮き上がって見つけやすくなります。(街明かりのない闇夜では星がたくさんすぎて明るい星が目立たなくなるのです。)月明かりで天の川が少し淡くなって、織姫と牽牛が天の川を渡りやすくなっているという設定。

ステラナビゲーターにて作成

西の空に傾いた月は牽牛・織女を乗せる小舟のように見えてきます。
新月でも満月でもない、絶妙な星の見え方をする日に七夕という星祭りの夜は設定されているのです。旧暦7月7日に七夕の星を見上げると改めて昔の人の粋を星空を見上げながら実感することができます。

中国の正月だって、西洋のイースターだって、イスラムのラマダーンだってみな旧暦(あるいは月齢)をベースにしているわけで、お祭りの暦学的意味も風情も全く無視して、石部金吉的几帳面さで新暦のこよみで行事を行うのはとてもナンセンスなことです。

最近、天文業界ではこの旧暦7月7日の日を「伝統的七夕」と呼ぶのが一般的になっています。

ずいぶん厳めしい呼び方でもう少しスマートな呼称はないのかと気になるのですが、現在の暦上だけの7月7日の七夕があまりにも一般的になってしまっているものだから、少し重々しい言葉を使って「本家はこちら」みたいな雰囲気を出そうとしているのかも知れません。

例年、この旧暦7月7日に「伝統的七夕ライトダウンキャンペーン」という行事が催されています。ぜひこの日は家の内外の灯りを消して夜空を見上げてもらえるように出来たら良いと思います。

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ゼロから始める「星空観察」(38)

今日は午後から雨

それでも周期的に晴天と曇・雨天が繰り返されるようになって、晴れの確率もだんだん高くなって来たような気がします。

さて「ゼロ星」シリーズ、今日から最終ラウンド、夏の星空解説に突入です。

第5章 四季の星空解説

5-4. 夏の星空解説

夏の星空はなんといっても天の川と七夕の星。

太陽系が属する銀河系の中心方向が見えているので、他の季節より圧倒的に星の数が多いです。

それだけに様々な伝説や人々の思いが込められた星空でもあるのです。

5-4-1. 七夕の星と夏の大三角

七夕といえば牽牛=彦星=わし座のアルタイルと、織女=織姫星=こと座のベガという二つの星が主役です。二人の間は通常天の川が隔てているという設定ですので、二つの星の間も実際に天の川が流れています。

小学校の授業ではこの二つの星と天の川の中にあるはくちょう座のデネブを加えてできる三角形を「夏の大三角」として、その見え方や日周運動の観察をすることを取り上げることが多いようです。

三角なんてどうにでも作れるのだから、わざわざ3つセットにすることもないのではという向きもあるのですが、夏の大三角を見たいという需要もあるので通常はセットでお話しするというのが一般的です。

8月初旬の21時ころにベガが天頂にあって9月中旬ころの同時刻にデネブが天頂を通過するので、夏の間は頭の真上にこの夏の大三角が君臨することになります。

天頂付近の明るい星3つをつなげればほぼ間違いなく夏の大三角になります。

ところで小学校の教科書には「夏の大三角」と書いてあって「夏の大三角形」と書くと×になるそうです。(おバカな話だと業界では話題になっています。)

八ヶ岳南麓では夏の間、月の無い晴れた夜にはわりとコンスタントに天の川が見えるのですが、天の川を見たことがない都会からのお客様が多いので、実際に彦星・織姫の間に天の川が見えるだけでも感動されます。

肉眼で見ても十分楽しめる夏の大三角と天の川ですが、天の川が肉眼で見えるような日はぜひとも双眼鏡で天の川を見ていただくと肉眼とは全く違った砂をまいたような星の世界が広がって感動モノです。

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ゼロから始める「星空観察」(37)

今日の昼間はまあまあの青空でしたが、夜には残念ながら曇ってしまいました。

さて今日も「ゼロ星」シリーズ、春の星空解説が続きます。

第5章 四季の星空解説

5-3. 春の星空解説(続き)

5-3-5. 春の天窓

さてこれまでにも述べて来ましたが・・・

春の夜空というのは星の数が少なくて、少し寂しい感じがするのですが、これは私たちの太陽系が属する星の大集団である銀河系(=天の川)が見えにくい季節だからです。

銀河系というのは平べったく渦を巻いた形なのですが、地球が太陽の周りを公転する軌道面と60度ほどずれているので、地球の軌道面に対する地軸の傾きが加味されると、地平線に対してほぼ垂直に立ち上がるように見えたり、地平線上を取り巻くように見えたり、1年サイクルで常に変化して行きます。

4/15には天の川で一番淡いオリオン座付近が西の地平線近くにいます

この時期は天の川が地平線を取り巻くように見える時期です。

天の川が見えにくいということは天の川(=銀河系)に属する星たちも見えにくいということになり、他の季節より星の数が少ないのだと言うことになるというわけです。
(ここまですでに解説済みですが・・・)

前置きが少し長くなりましたが、天の川が見えず、天の川の星に邪魔をされることが少ないということは、銀河系の外が見えやすいということになります。

銀河系の外が見えやすいということは、銀河系の外にある銀河系のような存在(「銀河」と言います)がよく見えるということになります。

この季節、天頂にはかみのけ座というマイナーな星座があるのですが、このあたりが天の川から最も離れた領域で、銀河系外のはるか遠くにあるたくさんの銀河を観察することができるので「春の天窓」とか「銀河の天窓」などと呼ばれています。

下の画像はかみのけ座-おとめ座の境界付近にある銀河(水色の楕円形は全て銀河)を示しています。

ステラナビゲーターにて作成

かみのけ座とおとめ座の境界近くには「マルカリアンの鎖」と呼ばれる銀河が鎖のように繋がって並んでいる領域があります。

上の写真はマルカリアンの鎖の起点なるM84-86(おとめ座)などの銀河団です。

下は200mmの望遠レンズで撮影した写真ですが、中央付近のM84-86から左上に伸びるマルカリアンの鎖が写っています。

詳しく見るとこの写真の中には30個くらいの銀河が写っています。

これらの銀河は5千万~数億光年くらいの彼方にあるもので、多数の銀河が狭い範囲であちこちで見られるのは「春の天窓」ならではのことです。

春の星空の上に宇宙の深淵が口を開けていると思うと、それだけで自分たちが宇宙に浮かぶ取るに足らない存在であることを思いだして、少し心細い気持ちになる方もあるかも知れません。

でも天文学の最前線はまさにこの「春の天窓」の向こうに焦点を当てて宇宙誕生の謎に挑んでいます。

人類の飽くなき探究心の向かう先でもあるのです。

 

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今夜は中秋の名月

今夜は雲の多い1日でした。

でも夜になって雲が切れて中秋の名月を眺めることができました。

正確な満月までには丸1日以上時間がありますが、暦の関係で今日が十五夜のようです。

柄にもなく今日はお月見団子を用意しました。

地元和菓子の老舗「金精軒」謹製のお月見団子15個セットです。

一番上にウサギの団子が乗っているところが芸の細かいところです。

パッケージには今日中にお召し上がりくださいとのこと・・・(マジか・・・?!)

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ゼロから始める「星空観察」(36)

今日は朝から良い天気。

夜も良く晴れて煌々と輝く月が綺麗でした。

ここのところ気流が悪くて拡大するとガタガタです・・・

さて「ゼロ星」シリーズ、春の星空解説が続きます。
(この先まだ、春・夏と季節外れの星座解説が続きます。修行が足りないせいか、季節外れの解説をするのはどうもノリが悪いです・・・)

第5章 四季の星空解説

5-3. 春の星空解説(続き)

5-3-2. 春の星空のアステリズム

前述のように春の星空には明るい星の数が少ないのですが、少ないだけにその星たちを結んで作られるアステリズムも大きくて、大胆なものが主体になります。
(アステリズムとは:星の並びを物や形、生き物などに見立てること。星座もアステリズムの一種)

1)春の大曲線

北斗七星の柄の部分のカーブに沿って、そのまま緩やかに曲線を延ばしてゆくと、うしかい座のアルクトゥールス、さらに延ばしておとめ座のスピカという2つの1等星をつなぐことができます。

このダイミックな曲線を春の大曲線と呼んでいます。(4つの3等星で作られる不等辺四角形の「からす座」までを含めて春の大曲線と呼ぶこともあります。)

5月のはじめ頃(スピカやアルクトゥールスが南中近くなる頃)には、まさに天空を袈裟懸けに横切るので、まさに大曲線といえるなかなかダイナミックな感じがします。

ただ個人的には「春の大曲線」だけで終わらせてしまうのは、いつももったいないと思っています。

3月のはじめ頃、スピカが昇ったばかりのときには、スピカ→アルクトゥールス→北斗の柄 と下から結ぶと銀河鉄道999が宇宙に飛び立つときに使う発射軌道のように見えます。

私はこれを「春の放物線」と見立てています。

また6月のはじめ頃、スピカや北斗七星が西の地平線に近づくようになると、大曲線はアーチ状に虹のように西の空にかかります。

春の放物線と同じように「初夏へのアーチ」と名付けています。

2)「春の大三角」と「乙女のダイヤ」

さて地味な星空の春ですが、地味な中にも前節で紹介した春の大曲線以外にも目立つアステリズムがあります。

その1つが「春の大三角」です。

うしかい座のアルクツールス、おとめ座のスピカ、そしてしし座のデネボラをつないだのが「春の大三角」です。

春の大三角が今ひとつマイナーなのはデネボラが2等星だからなのだと思います。

でも形としては夏・冬の大三角よりも綺麗な正三角形に近く、大きさも一回り大きくて立派な感じがするのですが、夏と冬の大三角はすべて1等星でできているので、2等星が入るとどうしても見劣りしてしまう感じですね。

2等星を使って良いなら初夏の大三角とか晩秋の小三角なんていうのができそうな気がしてきます・・・・。

まあ、あまり三角にこだわることもないと思いますがね。

三角にこだわらないと「乙女のダイヤ」なんていうアステリズムもあることはあります。

アルクツールス、スピカ、デネボラ(ここまでは春の大三角と同じですが)とつなぎ、りょうけん座のコルカロリへいって、アルクツールスに戻るちょっといびつな四角形です。

写真で見るとかなりいびつで「どこがダイヤ?」といいたくなる感じですが実際の空ではかなり大きな四角なので、それほどいびつなのが気にならず、菱形に近く感じられます。

おとめ座のスピカを含むダイヤ形なので「乙女のダイヤ」呼ばれるようになったようです。

ただ、コルカロリは3等星なので「春の大三角」以上にマイナーですし、都会ではうまく見付けられないかも知れないですし、「3等星入れて良い なら・・・」などと別のアステリズムを考えてみようかと思ってしまいます。星の少ない春の夜空だからできることなのかも知れません。

星の配列の見立てはこうでなければいけないという決まりは特にありません。

何か面白い見立てはないかと考えながら星空を見上げると、ただ漫然と見上げるよりもズ~ッと楽しくなります。

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久々に日曜大工

今日もグズついた1日。

ここのところ気合いを入れて「ゼロ始」シリーズを連投していたのでですが、今日はちょっとお休み。

実は昨日、今日と久々に日曜大工でした。

スタパのバックスペースには出入り口が2箇所あります。

一箇所は厨房の勝手口、もう一箇所はプライベートスペースから直に出入りできる扉です。

でもこの二つの出入り口、短い廊下を挟んで2メートルほどしか離れていなくて、それぞれに下足履き替えや靴の置き場のスペースを確保するのは効率が悪いので、従来はより外に近い厨房の勝手口ばかりを使っていました。

でもこの夏くらいから犬のマルスの足腰がだいぶ弱りだして、段差を元気に登り降りできなくなってきました。

また介護の必要な義母の出入りのためにもスロープを設けて出入りができるようにしたほうが安全だということになり、プライベートスペースからのドアにスロープを作りました。

デッキ材(以前ウッドデッキを作り直したときに出た廃材を利用)で作ったスノコを斜めに固定し、クッションフロアを貼り付けただけですが何とかそれなりの形になりました。

必要に応じて2箇所の出入り口を利用できるので、それはそれでとても便利になりました。(めでたし、めでたし・・・)

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