今日は曇り空のスタパ周辺
昨晩は経緯台仕様に戻したAZ-GTiにZenistar66SD(D66/f388mmx0.8)+ASI585MCで電視観望をしました
気流がとても悪く短焦点ならそれほど星像に影響は無いかと考えての選択
プレセペ星団(M44)8secx32stack(256sec)です
1/1.2インチセンサのASI585MCでは周辺像まで良好ですし、輝星のハロも少なめです
経緯台追尾のため6分強の露光でも視野の回転が少し気になります
ダーク補正無しでの撮影のため輝点ノイズが線状に写ります
次は同じくかに座の散開星団(M48:通称パックマン星団)です
こちらは8secx75stack(600sec)の露光のため視野回転がより大きくなっています
経緯台仕様での露光は10分程度が(個人的には)我慢の限界かな~と思います
続いてりょうけん座の子持ち銀河(M51)です
8secx23stack(184sec)です、淡い銀河をあぶり出そうとすると画像が荒れます
8secx23stack(184sec)を4セット撮影しコンポジットしたのがこちら
淡い部分のディテールが少し鮮明になります
下は超定番おおぐま座の銀河M81-M82です
16secx19stackを2セットコンポジット、総露光608secです
経緯台のため画像回転はあるし、非冷却のカメラでダーク補正もしていないので輝点ノイズがカラフルですが、追尾も正確で現場で電視観望をする分には充分な写りです
ただし経緯台仕様で調子に乗ってあちこち鏡筒を振り回していると、いつの間にか配線が架台にグルグル巻きになって首つりしそうになっていました(実は冒頭の写真で既に配線がグルグルになっています)
赤道儀仕様のように子午線跨ぎで鏡筒を反転させることなく、より近い経路で天体を導入する仕様のようです
AZ-GTi自体眼視観察が主体で電視観望を重視した設計でないためでしょう(続く)