やぎ座は秋の星座に分類されますが、夏の星座であるいて座のすぐとなりにありますので夏休みが終わってすぐの初秋の頃が見頃になります。
やぎ座から、みずがめ座、うお座、みなみのうお座、くじら座など水がらみ星座が並ぶ秋の南天ですが、明るい星が少ないので、都会ではポッカリ穴があいているような感じのするさみしい空です。
でもこのあたり、双眼鏡を使って見ると意外にたくさん見所があります。
ABK033~036ではやぎ座の見所を紹介します。
やぎ座α星(アルゲディ、ヤギの意)は目の良い人なら肉眼でも見える二重星です。
もちろん双眼鏡で見れば明らかに左右に分かれて見えます。
右がα1(プリマ・ゲディ、第1のヤギの意)、左がα2(セグンダ・ゲディ、第2のヤギの意)と呼びます。
面白いのはこのα1,2の左右にほぼ一列に暗い星が並んでいるところです。
明るさも間隔も違う星が4個並んでいる姿は少し楽しめます。
またα1は望遠鏡で見るとさらに二重星で、α2は大口径でないと分離しない3重星です。
アルゲディのすぐ下にあるβ星(ダビー、ひたいの意)は双眼鏡でも分かる黄色い3等星と水色の6等星のとても色の対比がきれいな二重星です。
望遠鏡で見るアルビレオといった感じでぜひ見ておきたい二重星です。
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おはようございます
けさ(2022/3/7 5:30ころ)も7×35で金星を見ていましたら視野の左にカギ型の一群の星が、
簡単にメモを取り、後でスマホアプリと星図とで照らし合わせると、この記事のABK033やぎ座α1,2、ν、βでした
スタパオーナー様のこの記事によるとα1とβは更に二重星であるとのこと
薄明が始まっていたとはいえ気が付かなかった、惜しいことをしました
次見るときには注意して見てみます