さて今日は、先日紹介した「ヒノデ5×20-A1」に続き、日の出光学の製品
「ルポルド6×30」についてのレビューです。
現行3機種のうち、この製品だけオリジナル商品ではなく、アメリカ
ルボルト社からの輸入品です。
先日のA-1同様、スペックや価格、商品の紹介、開発経緯などは日の出光学
のサイトをご覧いただくとして、ここでは私の感想に絞って書きたいと思います。
日の出扱いの3機種は(前回紹介したA-1と同じように)、とにかく抜けが
良く、のぞいたときに「スカーン・・、シャキーン」と明るい感じがします。
このルポルド6×30も同じで、とても上質な見え味がします。
視野周辺まで像の乱れも少ないので、標準的な見かけ視界なのに視野の
狭苦しさを感じません。
アイポイントもA-1同様寛容で、ストレスがたいへん少ないのぞきやすい
製品だと思います。
どなたかがネット上の掲示板に書かれていましたが、これ以上の見え味を
望むなら、ツアイスだのスワロフスキーだのといった超高級ブランドの
桁の違う出費を覚悟する必要があるようです。
以前入手したダハタイプの「ビクセン フォレスタ6×32」と並べると
ひとまわり大きいですが、重量はルポルドのほうが軽いです。
また持ったときのバランスがよいので、ルポルドのほうがズッとストレスが
少なく観察ができます。
フォレスタもなかなかよい見え味なのですが、明るさ・解像感・のぞきやすさ
共にルボルトが勝ります。
コンパクトさ(これは非常に重要ですが)以外にフォレスタのメリットは
ないように思え、フォレスタの実売価格が3万円近いことを考えると、
ルボルトに分があるように思います。
(なおフォレスタ6×32は現状廃盤になっていて新品の入手は困難です。)
あえてマイナス面を書かせてもらうと・・・
双眼鏡らしくない明るい薄緑色(? やや緑がかったクリーム色?)は
好みの分かれるとことだと思います。
私は好きですが、使い込んで汚れが目立ってきたとき、それに愛着を覚えるか
どうかも好き嫌いの分かれ目になると思います。
それからアイレリーフがとても長く、見口にガッツリ目を付けて見ようと
すると、ケラレがでます。
彫りの深いアメリカ人を向けの設定なのかも知れませんが、私が使うときは
眉骨に見口を当てて、あごを少し引くような感じでのぞくと、ちょうど良い
アイポイントを保持することができるようになりました。
このポジションは、天頂付近を見上げるときには首が楽になるので、
個人的には気に入っていますが、ポジションが決まらないとストレスになる
こともありますので、運用上の慣れが必要になるかも知れません。
まあ、これで19800円・・・
文句を付けるほどの問題ではないと思います。
何より、6×30というスペックは市場でほとんど選択肢がありません。
ダハタイプと比べたコンパクトささえ追求しないのなら、ベストバイといえる
製品だと思いますネ。
さて、昨晩の月です。
これで連続記録3週間を達成です!!
こんばんは。
ルポルド6×30は個人的にデザインは好きです。
白っぽい=高級の観念のある私には好みのデザインかも?です。
思い切って7×50の双眼鏡は親父にあげてしまいました。(笑;
夜空さん
こんばんは!
実は私も日の出三兄弟の中でデザイン的にはルポルドが一番好きです。
色といい、大きな接眼部といい眺めているだけでワクワクしますし、
手に取ったときの収まり感というか、ホールド感が何ともナイスです。
7×50をお父様に進呈されたのですね・・・[E:happy01]
次の記事(日の出光学 ヒノデ8×42C-1)で書きましたが、
C-1があれば7×50の出番が無くなりそうですので、正解だと思います。