しばらく好天が続いていたのですが今日は夕方から曇ってしまいました。
今日の予報は曇り雨でしたがなぜか何とかお月見ができるくらいの天候に・・・
流れる雲の中に浮かぶ月を見ることができました。
皆さんのお宅ではお月見できましたか?
さて昨晩は快晴かと思うとドン曇りで、また晴れるというパターンが2回繰り返しで途中でくじけそうになりながらもいろいろ楽しめました。
まずは土星・木星の写真です。
スタパとしてはやや良のシーイングでしたがなかなかの出来の画像になりました。
この土星は近赤外画像をL画像(形状データ)とし通常のRGB画像を色データとして合成しています。
以前この方式で撮影してもうまく処理できなくて、RGBのみのほうがキレイに仕上がったのですが、今回はうまく行きました。
ニセ・エンケの空隙が写っていますがカッシニの空隙の切れの良い写りや本体の立体感など過去ベストの土星となりました。
木星もまあまあの写り、
こちらも近赤外画像のL画像と通常のRGB画像を色データとして合成しています。
赤味の強い大赤斑が通常の写真とは少し雰囲気の違う画像となりました。
ちなみに通常のRGB画像がこちら、
いずれの画像でもガリレオ衛星のガニメデが木星面を通過中で中央左端に本体、右端にその影が写りました。
ガニメデ本体が立体感のある球体に見えるのに対し、影が木星面に斜めに落ちているので楕円に写っているのがおもしろです。
木星の方は過去最高の解像度ではないですが、大赤斑、衛星、衛星の影という盛りだくさんのとても教育的な画像となり嬉しい限りです。
新星空の友です。
いつもスタパーオーナー様のブログ、楽しみに拝見しています。
今回の土星、きれいに写っていますね。「土星のC環」も淡く写っていますよ。
今年は環の傾きと太陽光の反射の関係からか、C環が良く写ります。私の20cmドブソニアン望遠鏡でもハッキリ写ります。
私は望遠鏡で眼視観察してもC環は観えませんでした。写真には写ります。
ソフト現像処理の仕方でもっとC環がハッキリ写ります。私はRegiStax6ソフト処理してからステライメージ9ソフト処理して更にフォトショップエレメンツ処理して写真にしています。
「C環」をもっとあぶり出すには、露出多めの感じのソフト現像処理しますと、C環が浮き出てきますよ。
木星の写真もステライメージ9ソフトとフォトショップエレメンツ処理を加えますと、更に縞模様・大赤斑がハッキリすると思います。
(スタパーオーナー様のソフト現処理内容がよく判りませんが)
土星のC環は再度ソフト現像処理し直しますと、もつとハッキリすると思います。また反転写真にしますと、C環が見易くなります。
一度、再処理してみてはどうでしょうか。
今後も更に天体写真の撮影して掲載して頂きますよう、よろしくお願いします。
新星空の友さま
いつもありがとうございます。
そういえばC環写っていました。
処理の途中で気付いていたのですが今回は本体の立体感を強調したくてコントラストをきつめにしたら見えにくくなってそまったのでした。
惑星や星雲星団の画像処理をしていていつも思うのですが、どこまで手を掛けて目に見えない物をあぶり出して良いのかというところです。
私の場合、基本は眼視派オヤジなので眼で見た姿に近い、あるいはその延長上とか、その天体の近くまで行けばこんなふうに見えるかも・・という雰囲気を大事にしたいと思っています。(まあ、LRGB合成やUHCフィルターなどを常用している人間がどの口で言うのという面もあるのですが・・・)
それと根が不精なので如何にパパッと画像処理を済ませるかも重視しているので、画像処理名人の方から見ると物足りないかも知れませんね。
今後ともよろしくおつきあい下さい。