秋分の日の今日は晴れ時々曇り、スタパ周辺は涼しい風が吹き、夜は寒く感じるほどです。
悪天続きのときに古いミニスコでいろいろ遊んでいたのですが、なかなか実際の空で試す事ができないままになっていました。
雲に邪魔をされない良い天気のときは惑星や星雲星団の写真などを撮りたくなるので、なかなか古スコの評価をノンビリできるような状況にならなかったのです。
今日は雲が出たり消えたり落ち着いて天体写真が撮れる状況ではなく、短焦点のミニスコで遊ぶには絶好な日和でした。
いろいろな鏡筒を交換しながら、月、土星・木星、二重星、明るい星雲星団を見比べました。
昼間の風景を見るとあまりパッとしない短焦点アクロマートですが、口径mm数の1/2くらい迄の低倍率(口径80mmなら40倍)では全く問題無く楽しめます。
上はD80mm/f400mmのミニスコ55倍で見た月をスマホでコリメート撮影したものです。
口径mm数を超える倍率になると明るい月・惑星ではフリンジキラーフィルターを付けた方がスッキリ見えて気持ちがよいですが、フィルター無しでも色収差を我慢できれば細かいところは充分見えます。
反射系やアポクロマートのようにカリカリした感じには見えませんが、フィルターを付けていると口径mm数の2倍くらいでも何とかそれなりに見えます。
ミニスコでもやはり口径は重要で50mmよりは60mm、60mmよりは80mmの方が明るく余裕を持って倍率を上げることができます。(性能と携帯性がトレードオフの状態)
ただ少しややこしいことに、60mmのアクロよりは50mmのアポの方が、80mmのアクロよりは65mmのアポの方が良く見える事が多くなります。
天候状況が良くなくて高価な機材を出動させたくないときや、予備機としての活用がやはり主な出番になりそうです。
オーナー様、こんばんは。
ミニスコですね。
今から半世紀前ですが、ストービーチという廉価メーカーから出ていた、スーパーチビテレと言うのがありました。口径は6cmでしたか。天文雑誌の広告にはずいぶん高性能を謳っていましたが、性能がどうだったのかわかりません。
もう一つ、エイコーからは4cm卓上ニュートンと言うもの。これは私は持っていました。見え味云々の記憶が定かではありませんが、20cmくらいの卓上三脚に乗っていたように思います。
かなり昔の記憶なので、間違っていたら申し訳ありません。
小澤様
スリービーチのスーパーチビテレには6cmと4cmがあったかも知れません。(4cmは手元にあります。6cmはエイコー、ビクセンも扱っていましたね。)
この手のミニスコは昔々の思い入れがあるのと大きさ感が手軽で何年か周期でつい使って見たくなるのですが、いざ使うと色収差や球面収差が大きくてなかなかイメージ通りに見えなくてガッカリしています。(どうしても口径の近いアポ鏡筒に大幅に負けるので・・)
でも思い入れがあるので捨てられない・・・の無限ループ(笑)
エイコーの4cmニュートン(40倍)、実は私の0号機です。
神田須田町の三省堂で中1のときに購入しました。
見え味、架台いずれもダメダメで月もまともに見えず、土星も点にならず早々にバラして捨てました。
その後、真面目にお金を溜めて中2の時にアストロのR50(5cm屈赤)を購入、鏡筒は今でも手元にある初号機となりました。
オーナー様、
ストービーチ(×)→スリービーチ(⚪︎)でした。
実はエイコーの4cmニュートンは私の0号機でもありました。
私は友人の家のそばの眼鏡屋さんから買いました。店頭にはミザールのニューアポロが、鎮座していて、死ぬほど欲しかったのを覚えています。
その友人の家にはミザールのHー85が部屋にあり、いつかはお金を貯めて買おうと思っておりました。
1年後くらいに願いが叶い、エイコーの4cmとは全く別物の本格的な見え味をやっと体験できたのです。