今日日中は良い天気でしたが、夜はしっかり曇りとなりました。
ダーク補正の効果を実際の天体で確かめて見ました。
冒頭の写真は11-110mm/F1.6+SV305の組合わせで、4秒露光26スタック(総露光104秒)/ゲイン400/ダーク補正(10枚)をしたものの処理画像です。
画面上でリアルタイムにこれに近い画像が見られます。
720×528と解像度は低いのですが(PCモニタの解像度にもよるかも知れませんが)、画面上で150%くらいに拡大表示しても暗闇ではあまりアラが気にならないので、EAAとしては何とか使えるレベルだと感じています。
冒頭の画像と同じ条件で8秒露光14スタック(総露光112秒)の処理画像が下です。(もちろんダーク補正しいます)
このくらいのスタック数だと総露光が同じでも単体の露光時間が長い方が暗い天体まで写ることが分かります。
また14スタックくらいでもEAAとしては許せる程度に画像の荒れが抑えられているので、
明るい天体か暗い天体かで単体の露光時間を調整しつつスタック枚数は10枚くらい(あるいはそれ以上)を目標とすれば良さそうな気がしています。
ところでダーク補正をしないとどのようになるかですが
1秒露光47スタック(総露光47秒)/ゲイン456での撮影です。
ゲインも総露光も異なるので一概には言えないのですが、ダークノイズの少なそうな1秒露光でもスタック数の少ないダーク補正をした画像の方が良い結果になります。
一手間余計にかかるのですが、それでもできるだけダーク補正をすることにします。