今日日中は良い天気でしたが日没後には曇り、でもときおり雲のすき間に星が見えました。
昨日までの数日好天が続いたのでお気楽EAAの練習をしました。
以前から用いているセットで下記の構成です。
架 台:AZ-GTi(赤道儀化)
レンズ:CCTV用レンズ キヤノン製11-110mm/F1.6
カメラ:SVBONY製CMOSカメラSV305
実はAZ-GTiのアライメント(初期調整)方法が適切でなかったようで、導入精度が凄く悪くて苦慮していました。
どうも極軸の向きがあまりにもいい加減すぎたようで、上のようなストロー式極軸ファンダーで北極星がだいたい真ん中に来るように調整したらかなり導入精度が良くなりました。
1スターアライメントでも広角端なら余裕で、望遠端でも近くの輝星で位置合わせしてから導入すると充分に視野に入るようになりました。
やはり極軸をしっかり合わせる事が重要なのですかね。
そんなわけで「お気楽」にしたいのになかなか苦行が続いていたのですが、ようやく修行(?)の成果が出てわりと簡単に導入ができるようになりました。(まだプレートソルブがうまくっていませんが・・・)
秋の銀河をいくつか・・
SV305は赤い星雲にはからきし弱いですが、銀河は意外に良く写ります。
M31以外は8秒露光で5分間くらいスタックしていますが、このセットでこのくらい写ると楽しくなります。
メジャーな散開星団は短時間露光でも良く写ります。
というわけで秋の散開星団とオリオン大星雲。
わりと短時間のうちにサクサクと導入して、画面にあぶり出してという作業のくり返しです。
今回使用しているセット、レンズが中古ジャンク品をお持ちいていることもあるのですが、6万円くらいでおつりが来るような価格です。
超望遠、自動導入、自動追尾、長時間露光と数年前までならとても考えられないほど安価に実現できるようになりました。
スタパはここ数年この分野についてはかなりサボっていたので、先進を行く方たちと較べると2~3年遅れで追いかけている感があります。(なので先進の方がこのブログを見ると、何低レベルなことやってんの!と鼻で笑われそうです。)
でもそのおかげで苦労した皆さんのノウハウがわりと簡単に入手できて問題解決が早くできているように思っています。
修行はまだ続きそうですが、早くプレートソルブや極軸調整ができるようになればと思います。