今日は日中良い天気でしたが、夜になって薄雲・・何とか星は見えるけれどもねぇ・・といった転呼雲あってしまいました。
さて、昨日は赤道儀化したAZ-GTiにZWO社製CMOSカメラとASIAIRを使用して、さあ使い始めようと思ったところで「アレレッ・・」でした。
まあ考えていてもしょうがないので、とりあえずAM5赤道儀で運用したときと同じようにAM5がAZ-GTiに置き換わっただけと考えてASIAIRアプリを使ってPA(極軸合わせ)モードを試してみました。
結果、AM5のときと同じようにゲーム感覚で極軸合わせが完了。
プレビューモードでメシエ天体りょうけん座の球状星団M3を選択して導入をかけたところ全く問題無く導入が始まりました。
しかも1度導入してからプレートソルブを自動で行いドンピシャ中央に入れてくれます。
つまりWindowsシステムの時のように幾つものアプリを立ち上げる必要が無く、ASIAIRアプリの中だけで全ての操作が可能になるのです。
そして何の苦も無くライブスタックを開始して撮れたのが上の画像です。
気を良くして同じくりょうけん座の系外銀河M51を導入。
こちらも極めてあっさり撮像ができました。
次に子午線をまたいで(南中を過ぎた)しし座の系外銀河トリオ(M65-66-NGC3628)への導入指示・・・
子午線を過ぎた灯りだったためか子午線跨ぎを何回か繰り返してエラー・・・
気を取り直してM3を再導入後、M65を再導入。
結果ドンピシャで、GOTOセンター(タップした位置をセンターにする)機能で銀河トリオをバランス良く収めることができました。
オマケでおおぐま座の銀河M81-82に向けたのですがこれまた子午線跨ぎで迷う感じでしたがなんとか導入成功。
でも鏡筒が架台に干渉してスタックがうまく行きませんでした。(星が伸びた・・)
とはいえ月齢19の明るい月と春霞で3等星がほとんど見えない空での運用でも充分楽しむことができました。
というわけで・・
子午線跨ぎ付近でのバグ(?、それとも私の設定不備?)はあるのですが・・・
WindowsシステムだとPCを持ち出し、SynScan・SharpCap・Stellariumという3つのアプリを立ち上げて接続だの、アライメントだの、アプリ間を行ったり来たりが必要です。
ASIAIRを使うと、タブレット1つで1つのアプリで全て完結してしまうというワクチンさ。
Windowsシステムには戻れない気がします。
オーナー様
正確にはAZ-GTIのWIFIはクライアントモード(でASIAIR Miniに接続)ASIAIR MiniはAPモードでタブレットと接続という流れかと思います。(アプリ側で自動的に設定してくれているかも)
ASIAIRはメーカーが設定してあるINDI環境+操作用のスマホアプリです。
(よってASIAIR MiniのINDI環境に全て集約されます)
ドライバ設定の必要が無く、必要な機能に絞り込んだアプリがあれば操作が簡単になるというお手本のような存在ですね。(PCのアプリにも見習ってほしい所です)
最近ASIAIRアプリのバージョンアップがありましたが、以来不具合が増えていると、FacebookのASIAIRユーザーグループで話題になっています。私も先週末、AM5にEdge 8”を乗せて撮影中に、いきなりWiFiが切れましたが、すぐ復活しました。子午線またぎに関する問題は起きず、メリディアンフリップも見事に決まりました。
確かに、ASIAIR(私はPlusです)を使い始めてから、ほかの制御アプリを使う気がしなくなりましたね。
T-Studioさま
いつもありがとうございます。
むずかしい事はよく分からないのですが、そういったところを素通りさせて本来の目的である「星を捉える」ことに特化しているシステムだと思います。
もちろん趣味としてそこまでのプロセスを楽しむという道もあるのですが、最近の(特に若い人達の)傾向として、いきなり結果を求めるニーズに合ったものだと思います。
あまりあっさり結果が出てしまうので、個人的には「こんなに簡単でいいのかョ」と少し物足りなさを感じてしまいます。
まあそれができる時代(ハード・ソフトが追いついた)になり、元気のあるメーカーがいち早く商品化したということですね。
市川さま
ユーザーグループの情報をありがとうございます。
まだまだ発展途上という面もあるのでしょうね。
当面は「宇宙のような広い心で」ダマシダマシ使うというつもりでいれば良いですかね・・・
ASIAIRを使い出すとゲーム感覚で全てが操作できるようになるので他のアプリの出番が無くなりますね。