今日は晴れのち・・・
なんと雪!!
でも夜には快晴になりました。
激しい山の天候ですかね。
とても同じ日に撮影した3枚とは思えないほどです・・・
さてSeestar-S50のレビューを続けます。
前回はSeestar-S50での星雲系の作例を紹介しましたが、今日は系外銀河と星団の作例を紹介したいと思います。まずはみんな大好きアンドロメダ銀河M31です。
Seestar-S50の画角ではM31の全貌を捉えることができませんが、その分中心部の構造がよくわかるような写りになっています。
次はさんかく座銀河M33。
画角ぴったりな感じです。
M31、M33に次ぐ大きさですが南に低いので観察が少し難しいちょうこくしつ座の銀河NGC253。
10分では少し露光不足な感じです。
アンドロメダ座の銀河と言えばM31があまりにも有名ですが、意外に良く見える銀河としてNGC891があります。
エッジオン銀河と言い、銀河を横から見て中央に濃いガス部分の暗黒帯がみえます。
次はくじら座の銀河M77。
フェイスオンで円盤を上から見る感じの銀河ですが、腕の明るさが比較的地味な銀河でSeestar‐S50ではあまりよく写りませんでした。
系外銀河作例の最後はうお座の銀河M74です。
フェイスオン銀河らしい姿を捉えることはできましたが、やはりもう一歩露光が足りない感じがしました。
銀河の撮影に関していえば全体的に少し感度不足の感が大きいように感じましたが、これは私自身がほかの機材で電子観察をたくさんしているために感じることかもしれません。
実際のところ眼視の観察では40㎝望遠鏡で見ても今回の作例ほどはっきり見えることはありません。
たった5㎝の口径の望遠鏡でここまで映し出せてしまうすごい時代になったものだと思います。
さて続けて星団の作例も紹介しておきます。
まずはみんな大好きプレアデス星団M45。
昇りかけの縦構図で6連星がギリギリ入っています。
メローペ廻りの星雲も写っていますが、M45を撮るならもう少し広い画角が欲しいところです。
Seestar‐S50の場合、太陽と月も観察することを重視しているので、その辺で必要な画角とのギリギリの妥協点なのかもしれません。
どんな望遠鏡でもオールマイティはないのでやむを得ないところかと思います。
散開星団の有名どころであるペルセウス座の二重星団は短時間でもかなりハッキリ写ります。
散開星団の観察にはかなり強い感じがします。
星団系最後はみずがめ座の球状星団M2です。
こちらもかなり短い露光時間で星の大集団であることが分かる写りになっています。
40㎝望遠鏡の眼視観察でもここまでは見えないのでやはり凄いことです。
以上2回に分けて様々な天体の作例を挙げました。
まだまだ完全に使いこなしているとは言えないし、取ってだしの画像だけの判断ではあるのですが、
・あまり手間とお金をかけずにとりあえず電子観望を始めたい
・とりあえず電子観望がどんなものか試してみたい
・望遠鏡や天体に関してあまり知識がないけどとりあえずいろいろな天体を観察してみたい
・観察会などを開催するので多くの人に普通の望遠鏡では見えない天体も見せてあげたい
などの目的があるならかなり強力なガジェットといえます。