今日のスタパ周辺は良い天気。
月も木星もなかなかの好シーイングで楽しむことができました。
月は明るかったですが、アンドロメダ銀河、オリオン大星雲を始め定番の天体をたくさん楽しんで頂く事ができました。
さて今日のお題、VixenR150Sの改造です。
R150Sは口径150mmのニュートン式反射望遠鏡です。
星雲星団ようとしてポルタと組み合わせて使いわりとお気に入りの鏡筒です。
ただこの時代のビクセンの反射望遠鏡、なぜが斜鏡脚が1本であまり天体写真とか高倍率で見るのには向いていないのです。
ピント移動による光軸の狂いが少ないとか、斜鏡のケラレを最小限にできるといったメリットも多いのですが、撮影に使用すると輝星の回折スパイクが変ですし、星像が歪んだりします。
スパイダーマスクなるわざと十字の回折スパイクを作る治具を用意すればとりあえずの対策はできるのですがどうせやるなら徹底的に・・言うことで、この際なので一気にいろいろやってみることにしました。
・スパイダーマスクの作成
・主鏡押さえ金具の縮小化
・主鏡清掃とセンターマークつけ
・斜鏡の交換
・本気の光軸合わせ
という一連の作業に取り組みました。
まずはスパイダーマスクの作成から
ホームセンターで0.5mmの黒い塩ビシートを購入しました。
外周リング部を切出し、
スパダー部分を切り出します。
組み立てた状態がこちら
鏡筒先端にポンと被せるだけです。
1本脚が擬似的に4本脚になって見えます。
でもってこれを使うと・・
輝星のスパイクが十字に出て、微光星は丸く写るようになります。
スタパオーナー様
木星の画像は素晴らしいですね。
40㎝のSharpcap惑星ライブスタック画像でしょうか。
私もミューロン210で木星のSharpcap惑星ライブスタックを試しましたが
口径差のためか、作例のようにデティールが見えてきません。
ライブビュー画面では、ある程度細部が見えるのですが、スタッキングすると
全体にぼやけてきてしまいます。
設定に工夫が必要なのでしょうか。
ところで、Sharpcap 4.1 には最近プレートソルブ機能が追加されたので
試して見ました。
私の場合、コリメート収縮光学系では従来のプレートソルブソフトでは
座標が読み取れなかったり、PCの設定が難解だったりで、プレートソルブが
機能しなかったのですが、Sharpcap 4.1 のプレートソルブは問題無く使用できました。
StarbookTen+ステラナビゲータでは、離れた対象を導入すると、毎回中心からは
ズレるのですが、Sharpcapのプレートソルブを同期させると視野の中心にピタッと
移動するので電視観望の効率が上がります。
Sharpcap4.1 は電視観望にはますます欠かせないツールとなりました。