AZ-GTiを赤道儀仕様に戻す その3

今日は昼過ぎまで雪でした

雪の隙間でいつの間にかムスカリの花が咲いていました

その後晴れ間が拡がり夜にはスッカリ晴れてくれました

週末で天候が心配ですが40cm望遠鏡で月の撮影会ができました

さて昨日紹介した赤道儀仕様に戻したAZ-GTi、70-200mmnカメラ用望遠レンズ+ASI585MCでの実写テスト結果です(以下の画像は全て200mm望遠端、GAINは252固定で撮影しています)

まずはりょうけん座の球状星団M3です

15sec×32(総露光480Sec)ですダーク補正無しなので輝点ノイズがでていますが、赤道儀の追尾精度に準じた長さになるので(これはあまり精度は良くない見本ですが)、経緯台のときのウネウネした感じの線ではなくなり、少し見栄えが良いです

またガイドズレによる縁がでますが経緯台のときのように視野回転がないです

ただピント調整が甘かったのと、なぜか画面中央付近から右側がコマ収差のようにボケて光軸が合っていないようです

ダーク画像を撮影し、ダークノイズ補正をかけピントをさらに追い込んだのがたのがこちら

輝点ノイズが消え、画面右側のボケがかなり改善されました

経緯台仕様のときには露光時間を最長15秒にしていたのですが赤道儀にしてまあまあ追尾もできているので30秒で撮影してみました

30sec×32(総露光960Sec)です

15sec×32のときよりも一段階暗い星まで写ります

ガイドズレによる縁も(個人的には)許容レベルです

これくらい露光がかけられると系外銀河など淡い天体も積極的に写そうという気になります

おおぐま座のふくろう星雲M97とサーフボード銀河M108です

30sec×20(総露光600Sec)、月明かりの影響で画面の明るさが変です(やっぱりフラット補正が必要ですかね・・・)

おとめ座の銀河団マルカリアンの鎖のあたりも

30sec×17(総露光510Sec)です

月明かりのない夜にダーク、フラットをしっかり撮って再度狙ってみようと思います

今回の撮影では
・カメラ用ズームレンズ70-200mm/F2.8+ASI585MC の組合せでの試写
・赤道儀仕様のAZ-GTiをASCOM Remote経由で制御した場合の挙動確認
・赤道儀仕様のAZ-GTi使い勝手の再確認
などを目的として行ったのですがいずれもほぼ満足の行く結果になりました

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空, 月・惑星, 望遠鏡・機材, 自然 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください