今日は薄曇りのち夜はまあまあの晴れです
先日アメリカで皆既日食を起こした月がもう夕方の高い空に見えるようになっています
さて先日試作した20cmシュミカセ用フォーカス調整マスク、使い勝手などの確認確認と、補正レンズ清掃後の光軸調整などのためAM5赤道儀に載せて出動です
AM5赤道儀委載せたLX200-20(F6.3)、30cmほどのフードを付けさらに銀巻き状態になるとかなりの存在感ですね
光軸再調整後調整用マスクでピント合わせ
う~ン・・・、明るい星を使ってもどうもいまいちピントの山が掴みにくいです
素直にASIAIRのフォーカス調整支援機能を精度が良さそうです
(やっぱりバーティノフマスク作らなきゃダメかなぁ~・・・)
とは言いつつAM5赤道儀では高精度なオートガイドもできるようになっているので120秒露光でスタックを欠けて行く長時間露光撮影でM天体を幾つか撮りました
まずはりょうけん座の銀河M63(通称ひまわり銀河)
20cmだけあって銀河の構造が分かる解像度に写りました
次は超定番、ヘルクレス座の大型球状星団M13
星の大集団で塊感が良くでていると思います
もう一つ球状星団、ヘビ座のM5
こちらは中央の密集と淡い広がりが特徴です
最後はこと座の惑星状星雲M57(リング状星雲)
たっぷり露光を掛けた天体写真を撮影しているとあっという間に次の季節の星座が昇ってきて、すぐに朝になってしまいあまりたくさんの天体を撮影できないのがもどかしいです
ひとつの天体を何時間も掛けて撮影するのは私のようにせっかちな人間には難しいのかも知れません
スタパオーナー様
ご使用の機材はシュミカセとしては明るいF=6.3 の機種のとこことですが
最新の撮影専用機より露出時間がかかるのでしょうか。
私は、ミューロン210にコリメート収縮光学系使用で、F=2.9 で使用していますが
暗い銀河団などを見るときは、60秒露出を10枚~15枚スタックします。
私もせっかちで、このスタッキングの間だけでも、飽きてきて居眠りをしてしまう
場合もありますが、撮影派の皆様は長時間露出の間はどうされているか不思議です。
いまのところ、週末にしか観望できないので、晴れた夜はできるだけ多くの対象を
見ることを優先しています。
大石さま
F6.3シュミカセにMead純正の0.63倍レデューサーを組み込み実質F4.2くらいのF値で撮影しています
縮小光学系よりも少し暗めですが光学系がシンプルで、光軸が狂いにくい、良像範囲が広いのでこのシステムに落ち着いています
最新の専用機器に比べると少し劣る部分も多いですが、ギリギリ我慢できる範囲かと思っています
深宇宙の撮影では画像の質を決める要因として(光学系の精度とは別に)F値、露光時間、ゲイン、スタック数などがあると思います
理想はより明るいF値、たっぷりの露光時間、低ゲイン、多数スタックな訳ですが画像の使用目的によりどこで妥協するかと言うことだと思います
天文雑誌の入賞作品では1天体で数十時間の総露光のものも多いですよね
でもそういう写真を撮られる方はほぼ望遠鏡任せ(人によってはリモート制御)にされていると思います
撮影中、ズーッと望遠鏡の傍にいることは少ないのではないかと思いますね
楽しみかたは人それぞれ、
機器の性能が飛躍的に向上して全てを機械任せにできる時代になったので、楽しみかたの幅が一層広がったのだと思います
スタパオーナー様
0.63倍のレデューサーがあるのですか。
F=4.2 であればゲインを上げれば、電視観望にも使えますね。
10分から15分程度のスタッキングは、機材から離れることができず
電視観望としては長めの露出時間のため飽きがきて、中途半端な
時間だとは感じています。
画像の悪化は目をつぶり、露出短縮のため、さらに縮小率の大きい
組合せを試そうと考えています。