今日は曇りの一日でした
さて無改造で組み上げたクローズアップレンズレデューサー、一昨晩は好天が続いてくれたので、屈折系の鏡筒でもそれなりのレデューサー効果が得られそうだったのこともありSE120S(D120/f600mm)に組合わせて実写してみることにしました
まずはお馴染みヘルクレス座の球状星団M13
アクロマート鏡筒であること月が明るいのでASI585MCにUV/IRカットとUHCを組合わせて使用しています(Gan252,30sec,23stack)
光学系のせいか、ピントの詰めの甘さのせいが、シーイングのせいかピントはやや甘めですが、星像は視野端までそれほど破綻していないようです
もう1天体、こと座のリング状星雲M57
こちらは30sec、5stackとわりに短時間の撮影ですが、観望レベルとしては充分な画像になっていると思います
シーイングや月明かりなどの条件の良い時に再検証が必要ですが観望レベルなら充分だと感じした
市販の汎用レデューサーにありがちな輝星による変なフレアやにじみも少なそうなそうですし、31.7mm径の先端に着けるタイプの簡易的なレデューサーよりも遙かに星像も良像範囲も良好です
スタパオーナー様
クローズアップレンズレデューサーの画像、拝見しました。
この組合せで、F値はどのくらいでしょうか。
縮小コリメート光学系の画像より、周辺部分の星像の乱れは
少ないようです。
メイン機のミューロン210の他に、10㎝屈折がありますので
機会があれば、クローズアップレンズレデューサーを試して
見ようと思います。
大石さま
この方式は縮小コリメートほど大きな縮小率は得られませんが良像範囲が広いのが特徴のようです
クローズアップレンズと撮像面の距離にもよりますが、この組合せでは縮小率が概ね0.65倍程度です
これより小さくしようとすると合焦できなくなります(鏡筒切り詰めが必要になります)
ボーグの鏡筒のように長さを自在に変えられるなら縮小率0.5倍くらいまではできるようです