古スコ整備 その2

今日は晴れのち曇り、夜は星が見えませんでした

写真は昨晩、月が沈む頃に撮影した南天の星空

今シーズン限定の秋の大三角はまだ健在です

さて整備した2台の古スコ、昨晩は都合良く晴れてくれたので早速見え方確認をしました

赤いアクロマートD60/f540mmと銀のアクロマートD70/f700mmですが、リファレンス用としてアポクロマートのD90/f810mmを出動させました

月や土星、アルビレオなどの二重星を観察してみました

昨晩はとても気流が悪くて高倍率での細かいところの観察ができなかったのですが、どちらも予想外に良く見えるなぁ~という印象でした

コーティングも今時の望遠鏡とは異なりほとんどないに等しいですし、銀色70mmは光軸も狂っているので全く期待していなかっただけにちょっとビックリでした

初心者が100~150倍くらいで月や惑星、明るくて離角の大きな二重星を見たり、低倍率で星雲星団を楽しむのには充分な気がします

粗悪品でない限り古スコでもしっかり整備すれば意外に活用できそうな気がしますね

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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古スコ整備 その2 への2件のフィードバック

  1. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、こんばんは。
    眼視観望のみに限れば、昔の古スコは本当に良く見えました。

    8cmアクロマートや、15cmニュートンくらいの望遠鏡は今や初心者用のような扱いになりましたが、現実にはそんなことはなく、ベテランでも月や惑星ならば100倍〜200倍くらいの倍率で充分楽しめる性能を持っています。

    星雲星団となると、都市部ではなかなか眼視のみで楽しむと言うのは難しくなりましたが、対象を絞ればそれでも十分に楽しめますね。

    昔に懐古、と言いますか、70年代頃に流行ったスペックの機材が再び復活して眼鏡屋の店頭に並び、今再び天文少年が増えてくれれば良いなと思っております。

  2. スタパオーナー のコメント:

    小澤さま
    スマート望遠鏡と言われる覗かない望遠鏡がもて囃される時代ですが、天体からやってくる光子を直接眼球で捉える感覚というのは格別な体験があると思います
    60倍で月を観るだけでも、100倍で土星や木星を見るだけでも世界観が変わる人もいると思うのですね
    そういった意味で初心者が安心して使える望遠鏡がもっと増えると良いですね

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