今日は晴れのち曇り、夜は20時から1時間だけ晴れていました
さてナンチャってモードラが装着された古スコ用赤道儀、1971年の火星大接近のとき私の初号機であるアストロ光学製5cm屈折を載せていた赤道儀とほぼ同じ型のものです
初号機は上の写真の物ですが純正の赤道儀はとても華奢で1968年に購入してしばらく使用しているうちにガタガタになってしまい赤道儀のみ購入して使用していたのです
この時の赤道儀は成東商会(ダウエル)製で、6cm屈折から11.5cm反射までを搭載する赤道儀として販売されていたものです
上の写真では鏡筒バンドのみが当時のままです(赤道儀本体は霧散しています)
1971年の火星を観察するために高倍率でも手を触れずに火星が追尾できるモータードライブがどうしても欲しくなり100Vのシンクロナスモーターを今回のように取り付けて使用していました
もともと6cm鏡筒用の鏡筒バンドであるため5cm鏡筒ではスカスカでしたのでいろいろ詰め物をして使用していました
今回は初め双眼鏡のレンズキャップを使用してみたのですが・・・
これだと少しフラ付きがあるので100円ショップで入手したステンレス製ストローを架台側に2本配置することにします
適切なサイズにカットしたストロー2本を両面テープで仮固定し
植毛紙を被せるように貼り付けます
これで鏡筒バンドでのグラ付きを無くすことができました
この望遠鏡の接眼部(24.5mm仕様)は摺動式とラックピニオン式の2段式となっています
今風に31.7mm径が使用したいところなのですが重くて大きな31.7径の天頂ミラーや接眼レンズを取り付けると摺動式のドロチューブが勝手にずり落ちてしまいます
あまり出番のなかった24.5mm径接眼レンズたちの活躍が期待できます
天候の安定した昨晩は観察会のあとに(またもやゲストそっちのけで)この初号機で星空を楽しみました
それにしてもこの望遠鏡、何とも華奢でひょろ長な感じがしますね
オーナー様、
なんと懐かしい。アストロの5cm屈折ですね。
この当時の屈折は焦点距離の長いものが多かったので、おっしゃる通り細長いものがほとんどだったと思います。今見ると本当に良い味出してますね。
24、5mmサイズアイピースも懐かしいです。この頃私は、オルソはとてもじゃないけど買えなくて、望遠鏡のセットに付属しているミッテンゼーハイゲンを主に使っておりました。何年かしてお金を貯めてケルナーを買った時、そして低倍率用としてアクロマートハイゲン40mmを買った時は嬉しかったですね。
当時ダウエルは、スリービーチと並んで主に自作用部品を調達するのに重宝していたように記憶しています。完成品では、赤道儀はなかなか良かったのではないでしょうか。
このような古い機種は今や貴重です。こうして今でも現役で使われているのは素晴らしいですね。