今日は晴れのち曇り、深夜からまた雪になりそうです
さて昨晩はスタパに迎えたトラバースのファーストライト
(厳密にはトラバースは架台なのでファーストラン?)
専用アプリ「AcuterSky」を立上げセットアップウイザードでBluetooth接続
接続ができたら「粗調整」に進みます
鏡筒とスマホを同じ方向に向けてスマホに表示される方位角・上下角が安定したら
「アライメントの確認」を押して粗調整が完了します
これ、けっこう画期的な調整方法で、Synscanなどでは予め鏡筒を水平にして真北に向けておく必要があるのですが、トラバースではスマホに鏡筒が向いている方向を読み込ませ、そのデーターをトラバースに教えてあげるという方式をとります
事前の儀式(?)不要でいきなりアライメント作業が始まる感じです
粗調整が終わると実際の星でアライメントをします
「空を検索」からハートマークのついたアライメント用天体を選びます
太陽のある昼間だと選べないので試すのなら夜になってからか裏技を使ってトラバースをだまします(だますやり方は後日・・・)
画面が切り替わるので「GOTO」ボタンを押します
すると何となく目的の天体方向に向いて停止するので、上下キー、スピード調整キーなどでファインダーで導入し、最終的に望遠鏡の視野中心に合わせます
バックラッシュ(架台の遊び)を無くすため↑キーと→キーをそれぞれツンツンと押してあげて「アイピースの中心を確認」キーを押します
天体の選択画面に戻り、2番目のハートマークがついた天体(最初の天体と90°以上離れた天体が望ましいです)を選び導入作業を行います
2つめの天体(ここではカペラを選んでいます)の導入が終わり「アイピースの中心を確認」キーを押すと下のような表示が出ます
これ以降は観察したい天体を選んで導入ができるはずです・・・
ただ初めの粗調整の精度や、架台の傾き精度(どこまで水平に設置したか?)などによりピタリと視野に導入できるかどうか難しいところです
ファインダーの視野内には入るくらいの精度だと思ってそこから導入できるような明るい天体なら導入支援として充分使えると思います
上のカニ星雲のような暗い天体はかなりハードルが高いかも知れません
昨晩はこの季節のスタパとしては少し冷え込んでマイナス3℃ほどでしたがバッテリーが弱かったのかBluetoothが不安定でブチブチ切れたので外部電源としてUSBバッテリーを接続したらだいぶ安定しました
アプリ自体はたいへんわかりやすく使いやすく工夫されていると思います
ただしその反面、パソコンとの連携を(少なくとも現状は)考えていないなど応用が効かない面が多く、いろいろな望遠鏡を使いこなしている人には少し物足りない感じがするかもしれません
それと登録されている天体がかなり偏った感じで、見応えのあるメシエ天体がごっそり抜けているのも気になります(ちなみにM1からM33までのあいだで登録されているのはM1、M5、M13のみ)
アプリのバージョンアップに期待したいところです
トラバースはAZ-GTi等のSynScanアプリで経緯台として使えるので、ステラショット、SharpCap等でプレートソルバーが使えます。