今日は晴れのち曇り遅くなって小雨になってしましました
一昨日、久々にAM5赤道儀を出動させてオートガイドの調整をしたのですが、とても快調に幾つかの天体で電視観望を楽しむことができました
せっかくなので撮影した天体をアップしておきます
まずはガイドの状況やスタックの加減を確認するため星が細かい球状星団りょうけん座のM3を撮影してみました
これまでオートガイドの信頼性があまり高くなかったこともあり露光時間を30秒程度にすることが多かったのですが、今回は全て60秒として撮影をしましたが、ほぼガイドズレがなしにスタックできています
気をよくしておとめ座の系外銀河M104ソンブレロ銀河です
次におおぐま座の系外銀河M101回転花火銀河です
露光時間が少なめで迫力がないですがとりあえず記録として・・・
当日は黄砂がひどいものの風はわりと穏やかだったのですが、なぜかときおり突風が吹く状況でした
しし座のトリオ銀河M65-66-NGC3628を撮影中に大きなガイドズレが発生しました
従来は撮影時にスタック画像のみを残していたのですが、今回は長秒露光をする際の保険として全画像保管の設定にしてあったので、こちらはあとから処理し直すことにします
続けておおぐま座の惑星状星雲M97ふくろう星雲と、系外銀河M108サーフボード銀河です
ちょうど中央を人工衛星が通過しました
こちらも人工衛星を除いた画像処理も可能ですが、個人的には人類の営みと宇宙の奥行きを感じることができる気がしてこれはこれで有りなのかと思います
宇宙の奥行きという意味でなんと言ってもおとめ座の銀河団は宇宙の深さを思い知らせてくれます
系外銀河M82-M84付近にあるマルカリアンの鎖と呼ばれる深宇宙にある銀河の連なりです
この季節は少し遅い時刻になると初夏に見頃になる天体が観察できるようになります
球状星団の王者、ヘルクレス座のM13です
そして星の数では王者M13にはおよばないもののスタパ40cm望遠鏡でみて美しさに引けをとらないへび座のM5
大量の微光星が中心部をベールのように取り囲む姿はクイーンと呼ぶし相応しい球状星団だと思いますし、バラ星団という異名もあるほどです
今回のテスト撮影でオートガイドが安心して使用できそうなので、もう少し長焦点で長時間の露光が必要な天体にも挑戦して行きたいと思っています