今日は薄曇りの一日、かろうじてほしが見えているくらいの空でした
さてスタパに迎えたスペース10、フォーカス調整をすると光軸が狂うという超じゃじゃ馬

ネットで情報を漁ろうにもさすがに古い機種過ぎて情報がとても少なく、またそれほど悪い評判もないです
ひょっとするとこの個体だけハズレという可能性もありますが、それはそれとして対策を検討しました
接眼部はフォーカス調ヘリコイド部、延長筒、24.5mm径アダプターの3段構成になっています
フォーカス調整をすると光軸が狂うのだからフォーカス調整ヘリコイドを触らなければ良いかも・・・
ということで延長筒のイモネジを緩め、延長筒をキツく締め込みます
フォーカス調整ヘリコイドがもの凄く渋くなって廻りにくくなる分ガタも少なくなるような気がします
その後延長筒の後端にあるT2ネジにM42のヘリコイドフォーカサーを取付けさらにその後にT2-31.7mm径アダプターを取り付けます
このM42ヘリコイドはM42P1のタイプなのでT2のM42P0.75とは微妙にサイズが違うので、暫定的なく見合わせです(あまりお奨めできません)
さらにその後に天頂プリズムと接眼レンズを取り付けます
この状態で本体の(とても渋くなった)フォーカス調整ヘリコイドを廻して星にピントが合うようにます
接眼レンズを少し引き出してピントをぼかした状態で光軸調整をやり直します
これで光軸が合ったらこのあとはM42ヘリコイドのみでフォーカス調整を行えば光軸が暴れなくてすみます
光軸調整後に月や二重星を観察したところかなり見え味が良くなりました
とりあえず100倍までは快適に見えます
200倍になると星像はかなりポッテリしてきますが、近接二重星では100倍よりも見やすいかな・・? といった見え方になります
ふたご座のカストル、こと座のポリマは楽に分離し、こと座のダブルダブルのうちε1はかなり厳しいけどε2はギリギリ見えるといった感じです
口径10cmとはいえこのコンパクトさなのでこのくらい見えれば、まあ御の字といった感じですかね
M42ヘリコイドが暫定版なのと、運搬などで光軸がどうなるかなど検討事項はまだあるのですが、すぐに手放すことはなさそうです



