今日は日中雲多めでしたが、夜はまあまあの晴れ
おかげでゲストに星空を楽しんでいただくことができました(写真は観察会のときに撮影したM82-M81です)
さて先日、最近望遠鏡が高いという話で頼りにしていたビクセンの「ポルタⅡ-A80Mf」がマイナーチェンジしてかなり高くなるかもというお話しをしたのですが、ネット上で販売されるようになりました
ネット上での実売価格は6万円前後で、従来の実売5万円前後から驚くほどのアップではなく少しだけホッとしています
私が同機を「推す」理由としては
・口径が80mmで無理のないF値のため惑星を見るのに最低限必要な150倍程度が無理なく得られること
・鏡筒の迷光処理がしっかりしていて安物にありがちなコントラストの低下が少ない
・3cm6倍のしっかりした光学ファインダーが付属している
・フリーストップ式の片持ちフォーク式架台が秀逸
片持ちフォークなのでシーソー型のように向ける方向によってバランスが崩れない
硬さ調整のできるフリーストップ式でクランプ操作の煩わしさがない
上下・水平とも全周微動
剛性がそこそこあり、安物にありがちなグラグラ感が少ない
などなど、基本に忠実に押さえる部分をしっかりカバーしている機種だと思うのです
ポルタ式経緯台が発売されて20年以上経過していますが、幾つかのメーカーからポルタのような望遠鏡販売されるようになっていることからもポルタが優れていることが証明されているように思います
この物価高のご時世ですので1万円の価格アップは「しょうがないか~・・」という感じでしょうか
オーナー様、
初心者用の屈折ならばこれはとても良いですね。
1070年代初頭には、ビクセンから8cm屈折経緯台でオズマ80号と言う独特の形状の製品が販売されておりました。これは、鏡筒の対物側が非常に大きく重く、バンドの付いている接眼部側が細い、見るからにバランスのとりにくそうな屈折望遠鏡セットでしたが、その外観の迫力は相当のものだったと記憶しています。確か経緯台はカスタム経緯台のような形状だったと思います。実際に私は使ったことがないので鏡筒や架台の性能はわかりませんが、値段がいくらだったのか全く覚えておりませんが、とにかくあの時代8cm屈折と言うものは本当に高嶺の花でしたから、おそらく今の金額で10万円くらいにはなっていたのではないかと推察します。
今の時代、ポルタと言う軽くて使いやすい経緯台の出現で、昔に比べてはるかに便利になりました。4キロくらいの重さまでだったらシステム化も容易にできる優れもので、素晴らしいです。鏡筒の性能も良さそうですね。この鏡筒とポルタのセットで、6万円でしたらお米の値段が2年前の2倍以上になってしまった今日この頃を鑑みればコスパは高いと思います。