SVBONYの初心者向け望遠鏡SV520を試用する その6

今日は気持ちのよい青空の一日でした

スタパの庭ではタイムの花が満開になりました

向こうに見えるジャーマンアイリスももう少しで咲きそうです

今日、日中は日当たりの関係で枯れてしまったレッドロビンの替わりにドウダンツツジの植え込みをしました

冬の寒さを乗り越えてくれることを期待したいです

さてSVBONYの初心者向け望遠鏡SV520の試用レビュー、今日は鏡筒部分についてです

鏡筒の架台への取付方式は鏡筒に直付けされたドブテイルバー(アリガタ金具)で行います

ポルタのように鏡筒バンドを介しない方式で、片持ちフォーク専用の割り切った設計といえます

架台への取り付けやすさ、バランスの合わせやすさ、軽量化、コストダウンなどに寄与してメリットは大きいと思います

ただ少し残念なのはファインダー、天頂ミラー、接眼レンズを取り付けた状態でバランスが合うのが上の写真の位置です

これだと接眼部に重いアクセサリー(例えばカメラやスマホ+スマホアダプター)を着けたときバランスを合わせる事ができなくなります

いろいろな使い方を考えるなら10cmくらいドブテイルバーを接眼部側に寄せるべきだと思います(試用品なのでやりませんが自分のものだったら絶対と言って良いほど改造すると思います)

SVBONYさんにはぜひ改善して欲しいところです

厳しい指摘ばかりのようですが、良いところもあります

SV520の鏡筒、接眼部のドロチューブに目盛が付いています

初心者のうちはフォーカス調整でつまずく人が多いです

ピントが合っていない状態だと望遠鏡を星に向けても何も見えない場合があります

目盛がついていれば予めジャスピンの位置を覚えておいて、その位置に合わせてから星を導入すれば、あとは微調整ですみます

慣れてくると「だいたいこのくらい」とできるようになるのですが、目盛があるのに越したことはないです

ドロチューブ先端の接眼レンズアダプターには(ビクセンのA80Mfと同様)カメラ取付用のT2ネジが施されています

カメラに合ったT2アダプターをねじ込めば手持ちのレンズ交換式カメラが簡単に装着できます

接眼アダプターはギザギザのついた部分がダブルナットになっているのでカメラの向きを調整できるようになっています

付属アクセサリーのスマホアダプターも意外に使いやすいです

予め望遠鏡に使用する接眼レンズを装着してピントを合わせます

接眼レンズは一度取り外し、スマホアダプターに接眼レンズとスマホを取付け、接眼レンズを明るいほうに向けた状態にしてスマホ画面でレンズの中が綺麗に覗けるように調整します

その状態で望遠鏡に装着

カメラをセルフタイマー(3秒)にして撮影します

意外にあっさり景色や月を写すことができます

付属の25mmレンズとの相性はなかなかよくて、月くらいなら簡単に写すことができると思います

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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