今日も暑い一日。
でも夕方は嵐のような夕立が降り、夜遅くなって快晴に。
夜はとても涼しくなったのですが湿度がとても高い、こんな日はシーイングが良いかもと新しく入手した接眼レンズのテストをしだしたら、木星の大赤斑がとても良く見えます。
テストをしている場合じゃない! ということで撮影。
先日の自己ベストには少し及ばないですが、大赤斑が写っているものとしてはベストだと思います。
眼視でも400~670倍くらいで見ていたのですが、かなり写真のイメージ近い感じに見えるほどシーイングが良かったです。
年に一度出会えるかどうかの好シーイングがこれで2回目。
今年の運はこれで使い果たしたか・・・?
オーナー様、この写真のイメージに近い像が眼視で味わえるとは。唖然ぼーぜんです。
ちょうど同じような時間に私はSE120で木星を見ていましたが、これはちょっと次元が違いすぎてなんとも表現が見つからないです。
40cmシュミカセをベストシーイングで使うとこうなりますって言うことなのでしょうね。
C11で良好シーイングの下、何度も木星を見てきましたが、この写真と比べると全く持ってお話になりません。横綱と、幕下位の差があります。
本当にすごい!です。
小澤さま
ここ数日もの凄くシーイングが良いです。
モニター上に写る木星・土星の動画がこんなに写るものなの?という感じで細かい模様が見えます。
そしてシーイングが良いときには眼視でも本当に良く見えます。
というか見えることが分かったという感じです。
実はこれまでこれほど良いシーイングにであうことがほとんど無くて、この19年で10回はないのでは・・という状況でした。
ただ昨年から鏡筒を銀巻きにしてから少し状況が変わって、本当に筒内気流が減っているのか好シーイングにであえる確率が高くなっているような気もします。
これまでドーム内の40cm望遠鏡とドームの外に設置したC11で見え方比較を何度か実施しているのですが、多くの場合C11の方が優っていました。
C11の方が温度順応が早く、口径が小さい分好気流を掴む確率が高くなるためと思っていました。
C11も充分良く見える鏡筒で、1988年の火星準大接近の時にベストシーイングにであってしまい、火星面がザラザラしたように(細かい模様まで)見えてスケッチを断念したことがあります。
C11で今回私が撮影したよりも遙かに高解像度の写真を撮られている方もいるので、40cmとそれほど差がないかも知れません。
オーナー様、
C11の性能は私も高く評価しています。口径の割に軽く小さく、機動性も良く、見え味も良い。欠点がない鏡筒だと思っております。実際、シーイングの良い時は木星の微細な模様が驚くほど見えます。
ただ、今回のミードの40cmの写真が凄すぎると言うことに尽きます。
あと、670倍まで上げられること。C11では、どんなにシーイングが良くても快適に見るには6mmのアイピースで467倍くらいが限度です。まあ、これでも十分に満足感はあるのですが。600倍越えでここまですごい木星像を見たら、リアルに鳥肌が立ちそうです。
小澤さま
今回の写真は私としては限りなくまぐれに近いと思っています。
こんなに気流が良い状態に恵まれたのが幸運でした。
ごく稀に高性能が発揮できる大口径か、コンスタントにある程度の性能が得られる機動性かは悩ましい問題で、反射か屈折かと同じように永遠の課題かも知れませんね。