今日は晴れのち曇りで下り坂の空模様です。
さて昨晩は満月でしたがセレストロンC5+Neptune-CⅡを主鏡筒としてEAAのテストをしました。
広角の電子ファインダー(35mm/F1.6Cマウントレンズ+QHY5ⅡC)と併用することでいい加減な架台(AZ-GTi)のアライメントでも飛躍的に導入が容易になりました。
C5とCMOSカメラのあいだにはセレストロン純正の0.33xレデューサー(現状は絶版ですが)を入れてあります。
このレデューサー、結構なくせ者でレンズ後端からセンサーまでの距離で縮小倍率がかなり変化します。
離しすぎると縮小率は小さくなるのですが合焦範囲の広いシュミカセでもピントが合わなくなり良像範囲も小さくなります。
今回はちょうど0.33倍(合成F値:3.3)になっているのですが良像範囲は1/1.8”センサーの縦の範囲まででした。
縮小率を小さくすれば(センサーとレンズ後端を近づければ)良像範囲は広がるのですがその分F値が暗くなるので悩ましいところです。
とはいえ口径127mm/F3.3の光学系はかなり強力で、短時間で暗い天体を捉えることができます。
4秒で燃える木星雲(NGC2024)がモニタ上で見えます。
1分くらいスタックすれば天体写真で見慣れた姿に見えるようになります。
少し視野をずらして馬頭星雲(近くの輝星による強烈なハロが出ていますが・・)、
肉眼では月のない夜でも見るのが難しい天体ですが満月でもあっさり浮かびあがります。
オリオン大星雲などはたった2秒の露光で肉眼よりも遙かに浮かびあがります。
2分もスタックすれば、、
30年前なら天体写真コンテスト入選レベルに見えてきます。
大星雲のすぐ上(小三つ星の上の星の周り)にあるランニングマン星雲もあっさり写ります。
EAAをするのに用いるSharpCapというアプリを使っていて気付いたこと。
上記のスタック画像を保存してあとからPC上で処理した画像より、リアルタイムにモニター上で見た画面の方がキレイでな気がします。
単に画像処理の腕が悪いだけかも知れませんが・・・
Meade(?)の0.33×レデューサー+C5+Neptune-CⅡで素晴らしい天体の姿を捉えておられますね! イメージサークルの制限でしょうか円形写野に近くなっていますがかえって臨場感があります。
この0.33レデューサーは自分も電視観望に使いたいと思って探しているのですが、おっしゃる通り絶版で未だに入手できておりません。今回の記事で運用例を拝見することができ、たいへん参考になりました。ありがとうございます!
シベットさま
拙ブログが参考になりましたようで何よりです。
天文歴は長いので、古い機材が時たま役に立っています。
元々CCD用のレデューサーで一眼レフなどでは使えなかったので、今(CMOSカメラの時代)になって出番が多くなってきました。
でも年齢的に最近の進歩にはついて行くのがなかなかたいへんでシベットさまのブログもよく参考にさせて頂いております。
今後ともよろしくお願いいたします。