今日は曇りのち雨。
雨に濡れると新緑はいっそう綺麗です。
さて昨晩は深夜から天気予報にないラッキー快晴。
昨日も書きましたが、ケンコーSE-AT100NプラスロートルCMOSカメラQHY5L-Ⅱ-Cの組み合わせでお手軽EAA。(カメラ前端にアストロストリート社の0.5倍レデューサー付、実質倍率0.63倍、焦点距離280mm相当)
実はケンコーSE-AT100NはSkyWatccherのWi-Fiアダプターを取り付けるとAZ-GTiと同じようにSynScanProでスマホやPCで自動導入が可能になります。
SynScanProが使えるならSharpCapと組合わせてプレートソルビングもできるだろう・・と試してみたら、何の問題もなく導入ができました。(架台の精度が悪いのかピタリ真ん中には来ないことがありますが・・)
と言うわけでお言葉に甘えて(?)、ライブスタッキング、
さそり座の球状星団M4です。
お次はこと座のリング状星雲M57。
かなり小さいですがそれなりに写ります。
さすがにロートルCMOSカメラ、ノイズがひどいので、ダークノイズ補正を掛けてM27(こぎつね座アレイ状星雲)を撮ってみました。
気をよくして少し離れたりょうけん座球状星団M3を導入、プレートソルブでピタリ。
スタパのSE-AT100N、実はもともと日周運動の追尾がうまくできない個体なのですが、短時間(1分以内くらい)なら何とかスタックしてEAAが可能でした。
この構成(実はかなりお安いです)でここまで見えれば充分かなと思いました。
ちなみにEAAを始めようと思うと、
・自動導入架台
・F値の明るめ(F5以下)な短焦点鏡筒(200~500mm)
・CMOSカメラ
と言った機器が必要になり、天文雑誌などで紹介されている例では一声15万円の出費になります。
これが高いと思うか安いと思うかは別として、SE-AT100NをベースにEAAするなら天文雑誌などで紹介されている構成よりかなり安くスタートが可能です。
以下必要な構成(PC別)と価格を列記します。
1. ケンコーSE-AT100N 35000円前後(ネットにて)
2. SkyWatcher Wi-Fiアダプター 6200円(趣味人さん調べ)
USBの有線接続で良いなら2100円でアダプタ入手可能
以上でF4.5/450mmの鏡筒と自動導入架台が揃います。
SkyWatcherのVIRTUOSO GTiシリーズははじめからWi-Fiを内蔵しているのですが
組合わせ鏡筒の焦点距離がやや長めなのでお奨めできません。
3. Player One Ceres-C 17600円
現行の天体用としては最安に近いCMOSカメラ
SE-AT100Nと組合わせる場合接眼スリーブ後端より内側に
センサーが入るタイプが必須
4. UV IR-CUT 1.25″2500円前後
どこの会社の物でも良いですがSVBONYが最安かな?
CMOSカメラは赤外域に感度がりこれを付けないと寝ぼけた像になる
都会での使用が主なら光害をカットし星雲の光を選択的に透過する
「サイトロン Quad BPフィルターⅢ」(12980円)が欲しくなる?
以上が最低必要構成、締めて61300円(QBPフィルターを加えると74280円)で以下は取り始めたらきっと欲しくなるもの
5. AZ-GTi用三脚 9900円(趣味人さん調べ)
SE-AT100Nは卓上型ですが、視界が良くちょうど良い場所に
しっかりした水平度の高いテーブルがあるとは限らないので
6. アストロストリート社0.5倍レデューサー 4500円前後
SE-AT100N純正のままだと焦点距離450mmで1/3″サイズの
CMOSカメラとの組合わせては少し画角が狭くF値も暗めです。
と言うわけで、61300+9900+4500=75700円となり天文雑誌推奨の構成よりほぼ1/2の金額でEAAのスタートが可能になります。
まあ汎用性や将来性を考えるならAZ-GTiベースに考えた方が結果的に幸せになれるかも知れませんどね・・・
先日は電視観望について教えていただきありがとうございました。
早速、NEPTUNE C II を購入しました。
今回話題のSE-AT100Nに取り付けたのですが、ピントが合いませんでした。。
もっと押し込まないとピントが合わないようで、その場合の解決法は筒を短くする、などのようでした。。(あとWifiアダプターも入手しました。)
とりあえずSV501Pという軽くて安い屈折を買いました。天候回復したら試します。
将来的にはAZ-GTi購入したいですね。
にいぬまさま
先日はありがとうございました。
Neptune-CⅡを購入されたのですね。
確かにNeptune-CⅡはそのままだとSE-AT100Nではピントが合いません。
私の説明が足らず申し訳ありません。
事前にご相談頂ければこちらで推奨しているケレスCをご紹介したのですが・・・
SV501PだとQBPフィルターが欲しくなるかも知れませんが、それなりに楽しめると思います。
また分からないことがありましたらご相談下さい。
Neptune-CIIは、センサー大きいほうがいいかな?と欲を出してしまいました。
フィルターですが、SVBONYのOIIIフィルター買いました。
とりあえず形はそろったので、あとは、気軽に持ち出して、操作に慣れます。
ご厚意に甘えて。。。
一つお伺いしたいのですが、
SV406PにNeptune-CⅡは使えますでしょうか?
昼も夜も使えて、面白そうだな、と思いました。
(販売ページに、オーナーブログへのリンクがありますね!)
にいぬまさま
OⅢとはまたいきなりチャレンジングな・・・
と思いますが、それはそれで楽しそうですね。
さてSVBONYのSV406Pは天体用の接眼レンズが利用できるのが大きな売りですが、
SE-AT100Nと同様、筒外焦点が全く無く、
センサーがスリーブの内側に入るタイプでないと使用できません。
このため残念ながらNeptune-CⅡを組合わせることはできません。
ご参考まで、
使えないのですね。
教えていただきありがとうございました。