広角EAA(電視天体観察)の検討 その3

今日は曇りのち雨。

そんな天候続きなので「広角EAAの検討」の続きです。

先日SharpCapでデジタル一眼のEos6Dを繋いでWindowsPCに画像が取り込めると言うネタを紹介したのですが、実はこれも広角EAAの機材としてはかなり強力で(人によっては)超安上がりなセットです。

必要なのは通常のスナップ写真を撮るようなカメラ(ここではキヤノンEos6D)と三脚、Windowsパソコンのみ。(強いて言えばPCとカメラを繋ぐUSBケーブル)

使えるカメラはキヤノン・ニコンに限られる(ソニーとペンタックスも一部使えそうな情報もありますが)と言う制約もあるのですが、すでに(キヤノンかニコンの)カメラを持っていれば何の投資もなくEAAを始めることができるのです。

今日も天候が悪いので超いい加減な夜景の写真ですが、Eos6Dにレンズ35mm/F2.0、ISO25600/2Secを9フレームスタックした画像です。

肉眼では微かな景色が綺麗に浮かび上がります。

上の画像からピクセル等倍で横1280ドットで切り出したのが下です。

デジタルカメラの場合、画素数が大きいのでピクセル等倍で見れば3~4倍の倍率で見たのと同じことになります。

つまりそれほど長焦点のレンズを使ったり、望遠鏡に取り付けたりしなくても大きめの天体ならそこそこ楽しめるのです。

ShrapCapは星で位置合わせをするライブスタックをしてくれるので、短時間(1~2分程度?)なら赤道儀に載せなくても、光を蓄積しながら高感度のざらつきも軽減してくれるのでとてもお手軽にEAAができてしまうのです。

まだ実際の星で検証していませんし、突然アプリが落ちたりと安定性が今ひとつなのですが、お手軽EAAとしてとりあえず始めたい人にはお奨めの手法といえますね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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広角EAA(電視天体観察)の検討 その3 への19件のフィードバック

  1. 川嶋@明天26代 のコメント:

    オーナー様
    昨年ペルセ時期に家族でお世話になった川嶋です。
    EAA、すごく気になってます。と言いますのも、人間の眼視感度ではどんなに頑張っても逆立ちしても、星雲に色がついて見えないのでdeepskyの魅力を伝えるのに限界があると思っているからです。
    子供の頃から藤井旭さんの美麗な作品を見て、「眼視でこの(星雲の)赤が見えたらなぁ」と思いながら、実際に見ていたのはモノクロのM42ばかりでした。

    そんな私に転機が訪れたのは、昨年末PENTAX K-3Ⅱを手に入れてから。
    デジタルに時代が変わり、コンポジット撮影法が思ったよりも遥かに簡単に、しかも首都圏の悪条件で撮ったものでも「あの赤」がPC画面に再現されたのにははっきり言ってブッたまげました。
    それから色々調べていくにつれ、SharpCapと一眼レフの組み合わせで「ライブスタック」ができるとわかり、これこそが自分が長年求めてきた観望方法だ!と確信するに至ったのです。
    藤井旭さんのあの写真たちが、ほぼリアルタイムで家族に簡単に見てもらえる、あの感動的な写真が共有できる、しかも暖房の効いた車の中で!(笑)
    しかも投資額は驚くほどリーズナブルとなれば、これはやるしかない!
    と勢い立ったのですが、ネットで情報収集しても「意外と」やっている人がいない。こんな画期的な観望法なのに。しかもPENTAX一眼でのレポートが皆目見当たらないのです。
    こんなときCANONユーザーだったらなあと悔やんでも仕方ないので、思い切ってk-3ⅡでSharpCapとASCOMセットアップしてみようかな…でもk-3は主力機なので壊したら精神的に立ち直れないしな…思い切ってヤフオクでEOS kiss X5でも買ってしまおうか、でもあまり散財し過ぎたら遠征費が…とか悩みが尽きません。
    こんな悩める仔羊にオーナー様から愛あるアドバイスをお願いします!

  2. スタパオーナー のコメント:

    川嶋さま
    いよいよ電視観望デビューですね!
    確かにPENTAXとSharpCapは組合わせはなさそうな情報もありますが不安定なようですね。
    レンズ資産さえ活かせるならニコ・キャノの中古ボディーを入手するのもありかも知れませんね。
    私の方はこの記事を書いたあとに40cm望遠鏡が復旧してそちらの運用を何とか夏休み前に軌道に乗せるために掛かりきりになっているのでこの検討が進んでいません。

    ただし電視観望に一眼レフカメラを使用すると、カメラがあるならとてもお手軽な反面、SharpCapに接続中はズーッとシャッターがパシャ、パシャ、パシャ・・・・・と切り続けられることになります。(ライブスタック中でなくてもです)

    カメラの耐久テストをしているようで少し精神衛生上良くないです。

    1秒露光だと3600コマ/時、2秒露光だと1800コマ/時 と考えるとタイムラプスを撮る以上にシャッターの消耗がありそうなのが悩ましいところです。

    それから赤系の星雲撮影となるとフィルターワークも悩ましいところだと思います。
    カメラ天体改造しないと赤系が写りにくいですし、天体改造しても都会で活用しようと思うと、QBPフィルターなどが別途必要になりますね。

    天体用CMOSカメラを購入してしまえば手っ取り早いのですが、大きなセンサーを使いたいと思うと結構なお値段ですし、これまた悩ましいですね。

    電視観望については今は過渡期で、いろいろな選択肢がありすぎて、なかなか「これ!」といった答えがないのが実情かと思います。

    最終的にはどこで、どんな画像が欲しいのかを見据えながら手法を固める必要があると思います。

  3. 川嶋@明天26代 のコメント:

    オーナー様
    お忙しそうで何よりです。
    我が家は先代からのPENTAX家系なので、電視観望のためにCNに鞍替え、とまでは行かなくともマウント追加はなかなか踏ん切りがつかないと言うか、PENTAXだとMFオールドレンズが中古市場で選び放題、しかもキャノニコよりもリーズナブルに押さえられるというメリットが大き過ぎて、出来る事なればPENTAXのまま行きたいのが本音です。
    電視観望は今までは「高くて手が出ない」というイメージしかなかったので半ば諦めていたのですが、スタパブログや他の皆さんのブログを見て「ペンタでも出来そう」と思うようになった次第です。
    冷却CCDや3色合成など突き詰めればきりがないですが、とりあえず家族に赤い星雲がライブスタックで、あわよくば手持ちの機材だけで見せられれば満足なのです本当に。
    2年前ぐらいにASCOMのDSLRドライバの話題で盛り上がりましたが、開発者さんは有志の方達?のせいか最近では開発は滞っているようですね。進展がないのが残念でなりません。

  4. スタパオーナー のコメント:

    川嶋さま
    レンズ資産は大事ですよね~。
    ペンタはアストロトレーサーもあるし、お手軽天体写真にも向いているので羨ましい面も多いですね。
    仕事ではないので手持ちの機材でどこまで楽しめるか極めるのも楽しいものです。
    あとは気長にSharpCapとの組み合わせでの使用例をサーチして成功例が出てくるのを待てるかどうかですね。

  5. 川嶋@明天26代 のコメント:

    オーナー様
    残念ながら時間が余りありません。
    カミさんは良いのですが、娘達がパパに懐いている間に見せないと。
    小4なので、もうじきに「パパやだ」って言われるタイムリミットが刻々と(笑)
    長男は高1で既に遅し…
    しかし、調べたらEOSにkマウントレンズが着けられるっていうじゃありませんか!
    キャノンならサードパーティのファームウェアとかAndroidからカメラ制御できるアプリとか、ガジェット好きにはたまらない玩具になりそうですので、X5あたりヤフオクでポチッて、同じく中古のノートパソコン手に入れて格安投資で遊び倒そうかなと思い始めております。

  6. スタパオーナー のコメント:

    川嶋さま
    お嬢さんの年齢から来るタイムリミットは無視できませんね。
    まして学校で星の勉強をする小4。
    もと天文部の重鎮であったパパの面目を保たねばなりませんね。

    さてペンタのレンズ資産がキヤノンで使用できるなら中古デジ一の購入はありですね。
    確かにKissX5は球数が多く値段もこなれているので狙い目だと思います。
    X5はうちでも未だに現役で活躍していますので、とりあえずの天文用としては充分だと思います。

    天体用フィルターを組み込むことが(予算的&物理的面で)可能なら都会でも星雲をあぶり出せるので面白いと思います。

    撮像用のPCもSSD仕様の第5世代Corei5くらいで充分と思います。
    (つい最近まで第2世代i7を使っていましたが問題なく使えましたよ。)

    パパの株が上がりますように!

  7. 川嶋@明天26代 のコメント:

    オーナー様
    重鎮とは恐れ多過ぎです(汗)
    でもおかげ様で自分に最適の解が見つかりました。
    あとは機を逃さず実行するのみですね!
    ありがとうございました!

  8. T-Studio のコメント:

    オーナー様、川嶋様

    T-Studioと申します。
    私自身一昨年くらいにこの方法を何種類かチェックしましたが、スタッキングアプリ(わたしはSharpCapとASTAPで確認しました。)の制約(ある程度星が認識されていないとスタッキングされない)があるためスタッキング自体がなかなか上手く行きません。。。

    可能な限り明るいレンズで、ISOを高めに設定しスタッキングアプリが星を認識できる設定を探る必要があります。(いずれにしても技術が必要です。)

    お手軽にというのであれば、今ならplayer one ceres-cなどの高感度撮像素子が使われている小型の天体カメラや、私も利用している高感度監視カメラなどの機材をCmauntレンズやカメラレンズに接続してSharpCapでスタッキング(高感度監視カメラはスタッキング不要)で利用するのがもっとも手軽かもしれません。

    Youtubeに天体カメラを使ったリモート観望、高感度監視カメラ+Cマウントズームレンズでのリアルタイム観望の様子をアップしてありますので興味ありましたらご高覧ください。

    https://www.youtube.com/watch?v=EXXNB5uZswc&t=1s

    https://www.youtube.com/watch?v=9vZubw3yA-s

  9. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    SharpCapですが去年あたりのバージョンアップでニコ・キャノのカメラについてはライブスタックができるようになったようです。
    私の環境だとノーマル(天体改造でない)カメラなのであまり派手な写りにはなりませんが、ラフな自動追尾+短時間露光(8~15秒)でスタックができています。
    天体用CMOSカメラうや超高感度の監視カメラを入手しなくても、それほど難しい設定なしにお手軽にEAAが始められると思います。

  10. T-Studio のコメント:

    オーナー様
    なるほど、SharpCap単体でも同様の項目が追加されていますね。
    私はASTAPとALSというアプリで試しましたが数十枚撮影して数枚しかスタッキングされないためあまり良い印象は持っていませんでした。

    SharpCapは良いアプリだと思いますが、唯一Windowsでしか使用できないのは残念です。(せめてINDIドライバに対応してくれれば共存できるのですが。。。)

  11. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    昨晩試した感じでは、いい加減な極軸合わせの赤道儀追尾でも15秒露光で数分間はノーミスでスタックしてくれていました。
    わりと短期間にブラッシュアップが進んだのかも知れませんね。
    とはいえSharpCapに接続している間中パシャパシャとシャッターが切り続けられるのもあまり精神衛上よろしくないです。
    ミラーレスカメラに対応してCMOSカメラと同じようにシャッターを切らずに撮像できるようになるまでは、とりあえずのお試し用といった感じかも知れません。

    私の場合SharpCapがあるから(INDIドライバをあきらめ)Windowsに戻ったという感じです。
    なのでWindowsでINDIが使えたらと残念に思っているクチです。
    OSによるキラーアプリという時代でもなくなって来ているので、この辺も解決されると良いですね・・・

  12. 川嶋@明天26代 のコメント:

    T-studio様
    はじめまして!
    有益な情報ありがとうございます。
    電視観望についてはまだこれから勉強しなければならないことが沢山あるので、諸先輩方のコメントが非常に有り難いです。
    私が気に入ったのは、カメラと三脚とアプリが入ったPC程度の軽装備でも色付きの天体観測が手軽に始められる可能性を秘めているという点に尽きます。
    人によってはそれこそ0円から始められそうですしね!
    機会がありましたら、またコメント頂けると嬉しいです。

  13. yreeen のコメント:

    みなさまはじめまして
    ASCOM driver for DSLRをRICOH Camera SDKに対応させて、PENTAX KP、K-1、K-1Mk2、645Zに対応させてみました。
    こちらのPENTAXユーザー様にお役に立てれば幸いです。
    対応機種をお持ちでしたら、ぜひ試してみてください。

  14. スタパオーナー のコメント:

    yreenさま
    情報ありがとうございます。
    ペンタユーザにとっては本当に嬉しい情報だと思います。

  15. 川嶋@明天26代 のコメント:

    yreeen様
    PENTAXユーザーの川嶋と申します!
    これまた有益な情報ありがとうございます!
    KPやK-1に対応となるとかなりのユーザーが恩恵に預かるでしょうね!
    当方の所有機材はk-3 Ⅱとk-rなのですが、対応可能でしょうか。
    まだgithubの使い方も知らない開発ツール音痴ではありますが、色々勉強して自力で辿り着きたいと思っております。

  16. yreeen のコメント:

    川嶋@明天26代さま
    K-3IIとK-rに関してはちょっとわかりません。
    私が作った部分はRICOH Camera SDKに依存しているのですが、これはRICOHのソフト部隊が開発したもののようです。
    PENTAXクラブハウスのスタッフさんにいくらかお話を聞いてみたのですが、PENTAX部門は部門再編の影響でRICOHの他のカメラ部門とはあまり連携できなくなったとのことで、今後の対応機種拡大は難しいとのことでした…

  17. 川嶋@明天26代 のコメント:

    yreeen様
    実は現在動作確認中なのですが、どうもシャッター速度や感度の調整がうまくできません。それからsharpCapで表示される画像が緑が強く不自然です。保存された画像をビューワで開くと色は問題ないのですが。
    もう少し試行錯誤してみます。

  18. yreeen のコメント:

    川嶋@明天26代さま

    >どうもシャッター速度や感度の調整がうまくできません。

    本体側がマニュアルモードになっているか確認お願いいたします。

    >sharpCapで表示される画像が緑が強く不自然です

    本家ASCOM Driver for DSLR側でRAWデータを展開する際の問題のようです。
    ライブスタック時のヒストグラムから調整できるようなので、現時点ではこちらで対応する予定はありません。

    その他、細かいサポート必要であればTwitterで連絡頂けると素早く対応できるので、ご検討ください。
    @flat_engine

  19. 川嶋@明天26代 のコメント:

    yreeen様
    マニュアルモードとバルブモードを試したのですが、シャッター速度変えられる時とそうでない時がありました。
    保存された画像見る限り、白飛び画像と黒つぶれ画像とがありましたので、調整はできているようです。
    細かい相談がしたいので、後ほどTwitterの方へお邪魔させていただこうと思いますので宜しくお願いいたします。
    @tadanoyz250fからになります。

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