今日はまたもや日中晴れの夜曇りパターン。(困るねぇ・・・)
さて、とは言え薄明の終わりから曇るまでのわずかな時間ほんの少しだけ星見を試みました。
実は先日紹介したASIAIR-mini+AZ-GTi(赤道儀化済み)との組み合わせだと、アライメント無しで自動導入が可能との情報がありそのチェックをしました。
(もしそれが可能なら短時間で観察が可能になりわずかな時間でも星見ができるかも知れないと思ったのです。)
これまでの自動導入ができる望遠鏡と言うのは事前にアライメントといって望遠鏡が向いている方向を教えてあげる作業が必要でした。
正直なところこのアライメント作業、初心者にはかなりハードルの高いものです。
ところがASIAIRと自動導入架台にCMOSカメラ付きの望遠鏡鏡筒を組み合わせると、撮影した画像を解析して望遠鏡の向いている方向を割り出し、目的の天体を自律的に導入することができるようになります。
冷静に考えればできそうな気がするのですが、本当にできるか試してみました。
操作の流れは次の通り、、
1.予めフォーカスを(ほぼほぼ)合わせておく
2.鏡筒をホームポジションに合わせる
3.その状態でファインダーなどで北極星が中心になるよう極軸の向きを調製
4.システムを立ち上げる(ASIAIR、AZ-GTi、タブレット)
5.ASIAIRアプリのプレビューモードで目的の天体の導入を指示
6.架台が目標天体に向きプレートソルブを自動的に行い中心に導入
7.ライブスタックするなど観察する
以下5~7のくり返し 以上!!
1は事前作業ですが予めピント位置を覚えておく(マークを付けるのでもOK)と、1~4の作業は2分もあればできる作業ですし、眼視用に赤道儀を使うときとほとんど変わらない作業だと思います。
今夜は短時間でしたが実際に試してみて驚くほどあっさり自動導入ができる事を確認しました。
これなら出前観察会などでも簡単に自動導入で電視観察が始められますし、センサーサイズが小さく写野が狭くても導入に苦労することもなくなります。
アライメント無しで正確な自動導入、これはある意味革命的なことだと思宇野です。
オーナー様
AZ-GTi(やスカイエクスプローラーSE-AT架台)の場合、元になっているINDIドライバにアライメント機能が組み込まれているおり、ホームポジションからの天体座標が設定されているためホームポジションを正確に設置していればアライメントを取らずともある程度対象方向に移動しますし、PlateSolvingを行いSYNCすればアライメントポイントが追加されていき、より正確に導入が出来るようにもなります。
(この辺は元となるINDIシステムも同様です。)
但し、ハンドコントローラーがある機器の場合は事前に最低限のアライメント操作が必要です。(ドライバにアライメント機能が無いため)
T-Studioさま
ラズパイでEcosを使ってもできたのかも知れないのですが、なぜかその発想がなかったのです・・・
AZ-GTiを赤道儀化してASIAIRに繋げ時に初めてホームポジションの設定がある事に気付きました。
使いやすく洗練されたASIAIRアプリ、性能の向上したCMOSカメラや架台が組み合わさって、ようやく頭の硬いオヤジにも使えるようになったと言うことでしょうか・・・
何とも面白い時代になってきたものです。
オーナー様
ASIAIRは元となるINDI環境のように面倒が設定が無い良い環境だと思います。
スマート望遠鏡や、ASIAIRのように気軽に使える環境が普及してほしいです。
(現地でPCに振り回されるのはこりごり。。。星は楽しく見たいです。(楽は正義ですね))
T~studioさま
囲い込みと汎用性で安定度がトレードオフになるのは今のところまだまだやむを得ないところなのでしょうね。
いずれはAIがみんな解決なんて日が来るかも知れませんね。
「楽は正義」まさにそのとおりですね。