今日は終日曇り空で夜は雨がパラ付く天候です
さて、宇宙のはなし 超入門シリーズの始まり
今日は・・
第1章 宇宙の広さとスケール感のはなし
1-1 地球の大きさを知る
宇宙のはなしを始める第一歩として私たちが住む「地球」の大きさについて思い知っていただきたいと思います
今でこそ地球は宇宙に浮かぶ青い球体であることは皆さんが知っています
でもほんの数百年前までは海の果てまで行けば落ちて二度と戻れなくなると考える人がたくさんいました
数百年というとずいぶん昔のことのようですが人類文明数千年の歴史から考えてもわりと最近のことだと思えるのではないでしょうか
地球が球体で自分から反対の場所に行っても落ちることなく居られることが科学的に証明できたのはほんの2百年前です
地球が球体であることに思い至らなかったのは、私たちの日常のスケール感とはまさしく桁違いに地球が大きかったからだと思います
具体的に地球の大きさについて考えてみたいと思います
地球の赤道をぐるりと一周すると約4万㎞であることをご存じのかたは多いと思います
これを3.14で割れば地球の赤道部分の直径(約13000㎞)が求められます
赤道方向と両極方向の直径の違いは0.3%ほどで限りなく綺麗な球体のようです
まあこの数字だけを見てもあまりにもスケールが大きくてピンとこないかも知れないので普段私たちが目にする感覚的にわかりやすい大きさに縮尺を変えてはなしを進めたいと思います
今私たちの目の前には直径1.3mの地球儀があると思ってください
わりと大きめな地球儀ですが自分の身長と比べると「ああ、このくらいかな?」といった感じでそうぞうができるのではないかと思います
さてここでこの地球儀上で世界で一番高い山「エベレスト(チョモランマ)」を探してみてください
そしてこの1.3mの地球儀上でこの山はどのくらいの高さになっているでしょうか?
13000㎞が1.3m(=1300mm)なので、10㎞は1mmになります
エベレストは標高9000m弱なので1.3mの地球儀上では約0.9mmの高さしかないことになります
世界一高い山でも1.3mの地球儀上ではほんのちょっとしたシワくらいの存在でしかないのです
そのちょっとしたシワの上に登ることさえ私たちは大変な苦労をしますし、登った先でほとんどの人は酸素ボンベ無しでは活動がままならないわけです
私たちが如何に小さな存在で地球の表面の極々狭い範囲にへばり着いて生きているかが想像できるのではないかと思います
でも裏を返せば1.3mの地球儀のほんの1mmの範囲でしか私たちが生活できないと考えると、大気(空気)の存在はとても危うく儚くもので改めて地球上の空気を大切にしなくてはという想いが深まるのではないでしょうか
さて地上から空に目を向けると最近は夜空に人工衛星をたくさん見かけることが多くなっています
その中でも有人の人工衛星である国際宇宙ステーション(ISS)はとても明るく夜空を移動してゆく様子を都会でも観察することができます
日本人宇宙飛行士が搭乗しているから見てみたいと思うかたも多いと思いますし、いつかは自分も乗ってみたいと夢見る若い方もいることでしょう
ところでこのISSが地上からどのくらい離れたところを飛んでいるかご存じでしょうか
ISSは人工衛星としてはわりと低位軌道で地上約400kmほどのところを飛んでいるそうです
先ほどの1.3m地球儀上だと4cmの高さを周回していることになります
感覚的にはとても近くて「それが宇宙なの?」と思えてしまうのですが、宇宙って意外に近いとも言えます
まあ私たちの日常生活の中では400kmは充分遠いと考えることもできますね・・・

