今日は終日雲ときどき雨
今日も超入門シリーズが続きます
前回は太陽系の惑星たちを俯瞰してみましたが今日はその先・・
第1章 宇宙の広さとスケール感のはなし
1-4 太陽系の大きさを知る その2
前回は太陽系の惑星たちを俯瞰しスケール感の話しをして、太陽系の広大さを感じていただいたのですが今回はその先・・
海王星までの8個の惑星の外側には太陽系外縁天体と呼ばれる冥王星の仲間のような天体がたくさん公転しています
冥王星は20年ほど前(2006年)まで惑星だったのですが、軌道がハッキリした楕円で軌道傾斜が大きいことから海王星以遠の小さな惑星状天体のほうにグループ分けされ現在では準惑星あるいは太陽系外縁天体というカテゴリーの天体になっています(未だに惑星かもという論争は続いているようですが・・)
上の図では多くの外縁天体の外側に100天文単位の赤い線が見えていますが、1977年にNASAが打ち上げたボイジャー1号、2号は49年経過した現時点で150天文単位のところまで到達しているそうです
NASAの見解では120天文単位あたりで太陽系の外に出たということになっているようです
(太陽からと外宇宙からのエネルギーバランスからそういうことになっているようです)
しかし実際には120天文単位よりも離れて太陽を周回する天体もたくさんあります
上の図で左下あたりにあるセドナは現状はわりと太陽に近いところにいるのですが・・・
この先800天文単位くらいまで離れてまた戻ってくるという軌道で周回しているのです
太陽-地球間が1.5mのときにセドナは1200mくらいまで行ってまた戻ってくるというわけです
このスケールで太陽は14mmですから太陽の大きさのわりにもの凄く遠くまで行って戻ってこれるほどの力があるのは驚きですね
さて、この辺が太陽系の果てなのかと思うと実はそうでもなく、もう少し外側まで拡がっていると考えている人が多いようです
10000天文単位くらいまでの範囲に彗星(ほうき星)の巣のような存在が太陽系を取り巻いているのではないかと考えられています
オールトさんが提唱しているのでオールトの雲と呼ばれています
最近よくニュースなどで「○○彗星が地球に接近してきました。次に接近するのは8万年先なのでぜひ見ておきましょう」などと無責任なことを言っていることを耳にします
新発見される彗星はもの凄い長周期だったり、二度と戻ってこなかったりするのと、太陽系の上下左右(宇宙には上下左右はないですが)どこからでもやって来ます
今接近してきた彗星の軌道を観測すると、戻ってくるのに8万年とか13万年とかもかかるオールトの雲のあたりからやって来ているようだということが多いので、オールトの雲があるのではないかと考えられているのです
太陽から1万天文単位、太陽が14mmなら15kmくらいの範囲が太陽系圏と呼べるのかも知れません



スタパオーナー様
宇宙の話 大変興味深いですね。
宇宙のスケールは、数値だけ見ているとピンときませんが
身近なモノとの比較では、いかに広大か改めて驚いています。
さて、冥王星の外側の準惑星、ハウメア、マケマケ は比較的明るいので
わりと簡単に電視観望で見ることができます。
エリスは条件が揃えば、私の機材のライブスタックで見えます。
セドナはかなり暗く、いままで見たことがありません。
これ以外に、オルクス、クワーオアーなどの準惑星候補も
ライブスタックで見えました。
準惑星や準惑星候補を見るのもチャレンジの一つです。