今日は曇りのち雨の寒い一日。(山は雪かな・・・)
さて今日も「ゼロ」のレビューです。
2.ゼロにはたくさんの穴が空いている
昨日はカメラ三脚の雲台代わりにゼロを使う方法を紹介しましたが、3/8インチねじで三脚にガッチリ付けると、ゼロがフリーストップ式であるがために外れなくなったり、とても外しづらかったりする場合の対処法を紹介しておきます。
ゼロの基部をよく見ると1箇所穴が空いています。
サービスホールという穴で下の写真のようにブラスドライバーなどの丸棒を差し込んで、ゼロを回転させると簡単に三脚から外せます。
このとき差し込む棒の太さが中途半端に細いと穴の周りにキズが付くので注意が必要です。
写真はNo2型のプラスドライバーを用いましたがピッタリサイズでした。
ゼロにはあちこちに正体不明(?)の穴が空いていて、不思議に感じる人もいるかも知れないのですが、様々なシステムアップパーツが付けられるようにしてあるようです。
将来的にスコープテックだけでなくサードパーティーからも様々なオプションが発売されそうで楽しみですし、必要に応じてオリジナルな部品を自作して簡単に取付ができるので、この穴をどう使うのか考えながら眺めているだけでも楽しくなります。(まあ楽しくなるのはごく一部の人かもですが・・・)
3.ゼロをビクセンの三脚に取り付ける
さて、そんなシステムアップパーツのひとつとしてビクセン製の望遠鏡用三脚への取付アダプターがすでにスコープテックから発売されています。
ビクセンの架台は取り付け穴が45mm径(新タイプ)と60mm径(旧タイプ)の2系統あるのですが、今回は45mmタイプでAP系架台用の三脚APP-TL130に取り付けて見ることにしました。(左下の黒い豚鼻状の金具がアダプターです。)
付属のネジと六角レンチでゼロの基部に取付ます。
三脚への取付は純正の架台と同じで、下からネジ止めします。
早速、ケンコーSE120S(D120mm、f600mm)鏡筒を載せてみます。
ポルタⅡより小ぶりですが、何とか天頂付近まで向けることができますし、剛性感はポルタⅡと同等かそれ以上です。
昨日お話しした「スー、ピタ感」はポルタⅡ以上で、快適に振り回すことができます。
面白いのは運搬時の収まり感です。
ゼロはアーム部の角度調整が可能なので収納時はアームを下向きにできるので、その分コンパクトになります。
重量も500g以上軽くなるのでお出かけ観察には有利です。(続く)