三寒四温で天候の変化が激しいです

今日もスタパ周辺は良い天気です

今夜も月の写真を撮ったのですが、また気流がとても悪く寝ぼけた画像になりました

今夜撮影した時点の月はかなり天頂に近い高い所にいたのにとてもユラユラしていました

どのくらい気流が悪かったか動画でご覧頂こうと思います

まあ1月16日に撮影した月よりもだいぶましですが、とても40cm望遠鏡を使おうという気にはならないレベルです

この季節は三寒四温で気温の変化だけで無く天候の変化が激しく、急流の善し悪しも同様に激しく変わるようです(落ち着いているときはシリウスでもみてみようかと思うくらい安定していることもあるのですが・・)

今日くらいの月齢になると月が明るくて星景写真には向きません(星を写そうとすると昼間のようになってしまいます)

従来ならお手上げ状態になるところですが、最近は電視観望なら多少の月明かりでも何とかなります

気流が悪い場合でも拡大率の小さい(比較的)短焦点の望遠鏡であればそれほど問題がないです

そんなわけで経緯台仕様のAZ-GTiにZenistar66SDを載せて電視観望をしました

このAZ-GTi、一度赤道儀仕様にアプデしてからそのまま経緯台として使うようになってどうも今ひとつ安定度が良くないです

赤道儀に戻せば良いのですが、その前にもうひとあがきしてからと思っています

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50mmフィールドスコープで電視観望を試す

今日はやや雲の多い天候

スタパ周辺の雪はかなり融けて道路の雪は全く無くなりましたが、北側の屋根の雪はなかなか融けてくれません・・・

夜は雲の上のあそこに月があるな~といった感じの曇り空でした

さて年初からいろいろなミニスコで電視観望をする検討をしているのですが、昨日はセレストロン製7-21×50のフィールドスコープを試してみることにしました

このスコープ口径50mmのEDレンズが使用されているので色にじみが少なくて、軽量だし、他の31.7径の接眼レンズを使用できる仕様なので良いかも・・と思ったのです

ただしアウトフォーカスが小さいので焦点が出るのはカメラ鏡筒が31.7mmサイズのもののみです(上ではASI120MMを使用しています)

まあ電子ファインダー&ガイド鏡がわりに使えたらコンパクトで良いかという発想です

昨晩は好天に恵まれたので早速試写・・・

とりあえず月を写したのですがスタックしてもとても寝ぼけた画像で何となくイヤな予感・・・

超定番オリオン大星雲ですが異常に寝ぼけた画になっています

これなら先日の3cmファインダーの改造品のほうがまだましです(下画像参照)

試しにM45プレアデス星団も撮ってみました

う~ン・・・こりゃぁアカン!!

これ輝星に大きなハロがまとわりついて夢の中に出てくる星空のようです・・・

プリズムやインナーフォーカスによる複雑な光学系が災いして低倍率の眼視では気にならないアラがたたき出されている感じです

というわけで50mmフィールドスコープによる電視観望計画はあえなく玉砕・・・

これなら口径40mmの組立天体望遠鏡(改)(光軸が完璧でないのに)のほうがはるかにましな気がします

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春の銀河まつり

今日もスタパ周辺は良い天気なのですが、春霞が強い感じで少し寝ぼけた星空です

気流はわりと安定していて月がきれいでした

さて昨日も少し書きましたがこの時期はわりと早い時刻に冬の星座たちが傾き、観察会向きの派手な天体がとても少ないです

地味な天体が多くある意味マニアックな対象が多いです

従来は肉眼で観察してあまりインパクトのない天体はスルーしていたのですが、電視観望併用の観察会ができるようになったのでモニター越しの観察もありかと思っています

上は(このブログではもうお馴染みですが)しし座のトリオ銀河、中央の近い2つはM65-M66で上に少し離れたのがNGC3628(通称ハンバーガー銀河)です

M65-M66は40cm望遠鏡の100倍視野で同時に見ることができるので観察会では定番なのですがNGC3628はとても淡く、よほど慣れた方でかつ条件が良くないとハンバーガーに見えてきません

でも電視観望でモニター越しなら短時間の撮影でもそれらしく見て頂くことができます

上の画像、中央付近の銀河はNGC4631でこの銀河の中央付近に小さな銀河が突起を作りくじらの背びれのように見えることから通称くじら銀河といわれています

また画像左下側にある淡い銀河はNGC4656でこちらは通称ホッケースティック銀河と呼ばれています

眼視だとくじら銀河の背びれがとても見えづらいですし、ホッケースティック銀河は眼視ではほとんど歯が立ちません

こちらはNGC4244、通称シルバーニードル銀河です

非常に淡いので40cm望遠鏡だとしばらく覗いているうちに「・・・・ぁ~あ~、、これか~ぁ?」といった感じに見えてきます

これもよほどマニアックな方でないと楽しい対象ではないですね

電視観望を組み合わせることにより眼視観察では歯が立たない天体までもリアルタイムで観察できるハイブリッド観察会のメリットが活きる季節でもあると言えるかも知れません

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久々の観察会

今日もスタパ周辺は良い天気

この季節にしては異常といえるほど気温が高いのですが、今日は風が強くその分寒く感じます

先週は週末をはさんでお休みを頂いたので今夜は実質的に2週間ぶりの観察会となりました

星座の世界で2週間あいだが空くと同じ時刻では見える星の位置がだいぶ変わります
(具体的には地球の自転の1時間分の角度だけ星の位置が変わります)

なので同じ時刻だと2週間前には見えていた天体が今日は屋根向こうに隠れてしまうということが起きるわけです

この時期冬の星座たちは足早に西に傾いてしまうので冬の代表的天体であるオリオン大星雲⁽M42⁾もスタパからは西の森に隠れ始めてしまいます

高い赤緯ある天体たち⁽上はふたご座の散開星団M35⁾はもう少し見ることができますが、この先しばらくは地味ジミな春の銀河祭りになります

今シーズンは目玉になる惑星もないので電視観望システムが活躍してくれることでしょう

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月を撮る

今日も良い天候が続きます

気温もスタパとしては高めで星見がだいぶ楽になりました

気がつけば月が西の夕空に

この時期の夕空の月はおうし座からふたご座辺りにいるので驚くほど高い位置に見えます
(上は高い高いと油断しているうちに西に傾いたの図です)

風も弱く気流もわりと安定していたので望遠鏡でも見てもとてもきれいでした

いつもの撮影方法でなかなか綺麗に撮れたので、CMOSカメラ+SharpCapでスタックする撮影方法も試しました

惑星用のピクセルサイズが小さいASI678MCを使用してみました

肉眼で見たのと同じくらいの解像度で写すことができました

パソコンを持ち出すのが少し面倒ですが、後処理もほとんど不要でその場でこの解像度の画像が見られるのは凄いです(どちらの画像もクリックして拡大してご覧頂くと良いです)

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オーロラ観察まとめ

今日もスタパ周辺は良い天気です

昨晩フィンランドから帰国し、今朝は少し朝寝坊しましたが、いつも時差ボケ状態の生活をしているのでこれが普通といった感じです

さてほとんど不発のオーロラ観察でしたがタイムラプスにして見ると雲間に少し空が緑色に映っている様子が散見されたので記録として残しておきたいと思います

まずは3月9日のものから

こちらは約6秒間のうち後半の3秒間くらいのあいだ画面左上が何となく緑色になります

これが本当にオーロラなのか確信が持てない感じはしますが、日本国内で雲のある星空タイムプスを撮影しても赤カブリはあっても緑カブリをしたことはあまりないので

次は開始4~5秒あたりに右上(下の画像参照)に明らか緑の塊が出現します

また6~7秒付近でも左中程に緑色の筋が出現しています

だいぶオーロラらしい感じがします

こちらは前半3秒間くらいまで左上が緑色に見えその後雲に覆われてゆきます

21時から3時間ほど粘ってこんな感じ、その後雪の降り方が強くなったので撤収・・・

そして翌日3月10日、泊地のサーりセルカから1時間ほど北に移動してのハンティング

限られた時間で微かにそれらしく映った部分です

画面の左4~5分の1くらいの部分が開始から4秒間くらい緑色に見えています

雲の上にオーロラが出現していたことは間違いないと思うのですが、星と同じで雲には勝てませんでした

いつか機会を見つけ肉眼で生のオーロラ観察に再挑戦したいと思います
(できれば太陽活動が活発な1~2年のうちに・・・)

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ヘルシンキを歩く

今日は日中雪だったようで少しだけ積雪、家に戻ると夜は少しだけ晴れ間のある天候でした

さて今日は昨日からの長~い一日、朝起きてヘルシンキの市内観光です

ヘルシンキと言えば元老院広場、中央には大きな教会ヘルシンキ大聖堂があります

ヘルシンキはフィンランドの首都ですが、古いものと新しいものが不思議に調和した「ザ」ヨーロッパという雰囲気が楽しめる町でした

ヘルシンキの町には縦横に路面電車が走り却って新鮮な感じがしました

テンペリアウキオ教会は花崗岩の岩盤をくり抜いた不思議な建物

なんてこと無い町並みも趣があります

古い建物には入り口周りにモニュメントがあって楽しめます

お昼は市場で・・

ここで頂いたサーモンスープはとても美味しかったです

今回のフィンランド旅行はどこで食べてもお料理がとても美味しくて、水道水も普通に飲めて、食生活でのストレスがなくて何よりでした(アメリカのときは飯マズでテーブルをひっくり返したくなることが何度もありましたけど・・)

帰りはムーミン柄のフィンエアーで帰国

困ったことに空港職員のストライキにあたってしまい燃料補給のためオランダ経由でのフライト

約2時間遅れで16時過ぎに羽田に帰国しました

オーロラはあまりハッキリ見られなかったのですが予想していたよりも5~10℃くらい暖かくて、ごはんも美味しくて充分楽しむことができました

オーロラ不発については神様がもう一度海外旅行のチャンスをくれたと思うことにしたいと思います

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サンタの家に行ってきた

今日のスタパ周辺はやや雲の多めな天候

フィンランド3日目、バスで3時間半ほどひたすら森の中を移動、フィンランドと言えばサンタクロースの本場でもありサンタの街を訪問

このあたりは環境が厳しすぎて樹木があまり大きくならないようです

サンタの街は北緯66度30分の北極線をまたぐようにいろいろな施設がありテーマパークのようになっています

サンタの家ではサンタに会って記念写真が撮れます

たくさんの記念写真が飾られていましたがどこかで見たことのある人がたくさん、、、

でもサンタの沙汰も金次第という感じで松竹梅の梅コースでも8500円ほどだし、キリスト教徒というわけでもないのでパスして街の中をお散歩

トナカイのソリやハスキー犬とのふれあいなどいろいろあるのですが、どこもTOKYOディズニーランドはとてもリーズナブルと思えるような価格設定でした(フィンランドは驚くほど物価が高いです)

デフレが長く続いた日本、給料は上がらなかったですが物価も上がらなかったのは良かったのかもしれないと思ってしまいまいした

その後は北緯66度のロバニミエ空港から北緯60度のフィンランドの首都ヘルシンキへ

たまたま窓際の席だったのでオーロラは見えるかもと、、期待したのですが薄明が終わらず明るいオーロラに出会うこともなく、しし座を眺めながらのフライトでした

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Let’s Aurora hunthing 2

スタパ周辺は今夜も良い天候が続いているようです

さてオーロラハンティングの2日目

昼間はサーリセルカの街の中をゆっくり散歩

お土産物屋を冷やかしたりスーパーマーケットで買い物をしたりとのんびり過ごしました

フィンランドのリゾート地を歩いていてよく見かける赤い壁のログハウス

実はスタパ周辺でもよく目にする造りです

スタパ周辺がフィンランドのものを取り入れているのだと思うのですが、おかげであまり町並みに違和感を感じないです

そして夜はオーロラハンティング、今回の日程ではこれが最後のトライです

今夜はバスでとにかく晴れ間を探しながら移動して、、、ということでしたが1時間移動しても劇的な好天には恵まれませんでした

バスを降りて暗い場所へと移動中の森の中で一瞬天頂が開け、はっきりと緑色のオーロラを見ることができたのですがその後は昨日と同様ほとんどスッキリとは雲の切れ間が見えることはありませんでした

写真にはなんとなく色が出ているようには見えますが、、、

何ともストレスのたまる見え方ですが相手は自然

今回で満足できなければ、また挑戦しなさいというお告げだと思うことにします

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Let’s Aurora hunthing 1

さて今夜もスタパ周辺は良い天候が続いているようです

長時間の移動でヘロヘロになりつつも今回のフィンランドへの旅の目的はオーロラハンティング

そろそろ見に行きたいよね言っているところでコロナ禍になってしまい計画が頓挫したままだったので疲れたと言っている暇はありません

ホテルから徒歩20分ほどのオーロラ観察スポットへロケハン

夜になってもう一度緩やかな雪の坂道を登ります

到着した観察スポットは絶賛ドン曇り

それでもスタパでの星空観察と同じで「諦めなかった人だけが見られる」の法則に従いひたすら待ち

ときおり雲の切れ間らしき暗い部分が見えるので、しょうがない雲のタイムラプスでも撮っておくかとしばらく撮影を続けました

24時過ぎ(現地時間)に雲がより厚くなり雪のちらつきも多くなったので撤収、、、

残念ながらオーロラ観察の初日はあえなく惨敗かと思ったのですが、あとから連射した画像を流し見していたら、なんと雲の薄くなったときに空の一部に緑色の筋が移動していくのが分かりました

上の写真と比べると明らかに空の色の変化が分かります

私には分からなかったのですがおかみがなんとなく緑っぽく見えるとことがあると騒いだいたのは本当だったようです

旅行先でタイムラプス編集ができる機材を用意しなかったので動画化は後日ですが、とりあえず何の成果もなしという事にならず少しだけホッとしています

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