星空の楽しみかた

今日も良い天気。

寒さは厳しいですが今夜も最高の星空が楽しめました。

さて今日は本の紹介。

星空写真家でありプラネタリウム映像クリエイターのKAGAYAさんの新著「星空の楽しみかた」(河出書房新社)です。

KAGAYAさんは星空に限らず素晴らしい空の写真をたくさん発表されているのですが、天空に見られる様々な風景や現象を感動できるレベルで表現されているところが凄いなぁ・・といつも拝見しています。

KAGAYAさんの視点や表現力も凄いのですが「天空の贈り物」と捉えそれを伝える熱量が凄いと思うのです。

そんな氏の視点で「星空の楽しみかた」がギューッと詰め込まれたのが本著です。

様々な天体や天文現象、天空現象の解説がとてもわかり易いイラストとともに説明されていて楽しみかたの理解が深まるようになっています。

特に天文初心者が興味を持つ流星、月、天の川などに多くのページを割きながら、星座紹介に多くの人が知るオリオン座から入って、星座を覚え始めるのには最適な冬の星座解説に行くあたりは本当に初心者に寄り添った視点だと思います。

朝日・夕日・薄明や虹、オーロラなど天文現象では無い「天空の贈り物」についての解説も他の天文書籍にはない視点です。

もちろん四季の星座や惑星、彗星、月食、日食など定番の天文現象の解説、そして天体観察の基礎的な話や望遠鏡・双眼鏡の選び方、天体写真の撮り方まで網羅されていてます。

掲載さている素晴らしい写真を眺めるだけでも充分楽しいですし、初心者の方が星空をどんなふうに楽しむかの指標になると思います。

初心者の方にはもちろんなのですが、私が見ても「ああこの現象はこんなふうに説明したらよいのかぁ~」とか「なるほど・・解説のポイントや流れはこうだよなぁ~」などとても参考になりましたので星空解説をされるかたの参考書としても活用できると思います。

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冬本番

今日は朝から霰(あられ)のような雪がパラ付く一日。

積もることは無かったですが気温が上がらず寒い一日でした。

冬本番と言うことでこのスタイル・・・

感染症防護服ではありません。

薪ストーブを点火するため煙突掃除のスタイルです。

無防備に普通の服装で煙突掃除をするとたくさんのススを被り下着の中まで黒くなってしまうのでこのスタイルになります。

本当はもう少し早い時期に行うつもりだったのですが、夏に鳥が煙突内に巣を作っていて掃除がたいへんそうだったのでなかなか腰が上がらなかったのです。

無事煙突掃除も終わり薪ストーブ今シーズン初点火。
(実は煙突掃除よりストーブ前に並んでいた望遠鏡を片付ける方がたいへんだったのですが・・・)

スタパの薪ストはかなり強力なため、氷点下を割るくらいの寒さにならないと暑くなりすぎてしまうのですが、タイミング良く今夜は今シーズン一番の寒さ。

暖かくしてゲストを迎えることができました。

夕方には雪もやみ日没後は快晴、星がキラキラ輝く冬らしい天候になりました。

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超広角双眼鏡は楽し その2

今日も良い天気だったので、恒例のタイヤ交換をしました。

最近はおかみも手慣れたもので、2人で2台の交換に(段取時間も含め)1時間ちょっとで完了しました。

さて超広角双眼鏡の続き、これまでの話で実視界(FOV)は記載しましたが見かけ視界についてあまり詳しく書いていません。

実は見かけ視界ついてはJISの表記方法が変わり、従来の

見かけ視界 = 倍率 × 実視界

という簡単な計算方式から

見かけ視界 = 2×ATAN(倍率×TAN(実視界/2))

という少し難しい計算をしないと算出できない方式に変わっています。

物理的には確かに新JISが正しいのかも知れないのですが、体感的には旧JISの方がそれらしく感じますし、何より簡単に見かけ視界の大小を比較できるのでどうしても新JISになじめていません。

更にガリレオ式望遠鏡の見かけ視界について語り出すととても私の手に負えなくなる部分もあります。(ケプラー式の場合、覗く目の位置(アイポイント)を変えても見えている視界は変わりませんが、ガリレオ式では接眼レンズに目を近づけるほど広い範囲が見えるようになったり、目を上下左右に瞳の位置を振ることにより定位置で見たときより外側が見えるという現象が起こり計算通りに行かない事が多いです。)

そんなわけでついつい見かけ視界についてのお話しが後回しになっていましたが、ここではあえて旧JISで③~⑥のスペックを比較します。

③:4×22 FOV17.1°(見かけ68.4°)
④:3.8×21 FOV18.8°(見かけ71.4°)
⑤:5×25 FOV15.5°(見かけ77.5°)
⑥:7×32 FOV13.1°(見かけ91.7°)

③にやや曇りがあるのを別にしても④と較べて見劣りがしたのは見かけ視界の違いが効いているように思います。

見かけ視界の数値では⑥が90°以上で圧倒的な広さを誇ります。

倍率7倍野割に実視界が広く、ググッと迫る没入感はかなりの迫力です。

この機種もメガネ使用には不向きですが広角の接眼レンズにありがちなブラックアウトがほとんど無く覗きやすいです。

優等生の日の出光学のB2(6×30,FOV8.5°)と比較すると、抜けは悪いし、解像度も低いし、微光星の見え方も劣り、色収差もはっきり差が分かります。

昼間だとあまり見比べたく無くなるほどです。

でも一望できる視界の広さは(先日も紹介しましたが)全く別世界で、見劣りしている部分を許して余りある気になります。

⑥の方が倍率が高いのに手ぶれを感じにくい気がします。

星を観測するならB2、星空を楽しむなら⑥といった感じでしょうか・・・

双眼鏡や望遠鏡の見え方や使い勝手に関する受け止め方は人それぞれで、これが正解と言う答えは無いと思っています。(好きな車や服装、好みのラーメンを選ぶのと同じです。)

良く見える双眼鏡を選ぶのは正道ですが、(自分が)楽しく使える双眼鏡を選ぶという視点も有では?と思うのです。

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超広角双眼鏡は楽し

今日も良い天気。

ここのところ天気が良いと先日紹介した超広角双眼鏡で遊んでいます。

昼間、出来の良い優等生タイプの双眼鏡と見比べると、色収差が大きく、抜けや周辺像の悪さが気になってガッカリするのですが、夜になると化けるものが多いです。

①:1.8×40 FOV24°(ガリレオ式)スコープテック製星座双眼鏡
②:2倍テレコンビノ FOV詳細不詳25°以上(ケンコー製テレコンバーターによる自作品)
③:4×22 FOV17.1°(笠井製スーパービュー)
④:3.8×21 FOV18.8°(ビクセン製パノラマ4000)
⑤:5×25 FOV15.5°(メーカー不詳)
⑥:7×32 FOV13.1°(ケンコー製)

どれも視界がとても広くて(その分メガネを使用しているとうまく覗けませんが)楽しい双眼鏡たちです。

この中で特に気に入って常用するのは②、④、⑤、⑥の4機種です。

①と②はガリレオ式で性格がかなり近いのですが、対物レンズの大きな②の方が実視界が大きく没入感が勝ります。

昼間見ると②は周辺像が悪く、色収差もひどいのですが星空ではそれほど気にならなくなります。(無理に端っこを一生懸命見ると疲れるし、端っこを見たいときには首を振った方が早いので・・・)

①はピント調整が可能ですが、口径が小さい分夜空では視野周辺部の白けた見え方が気になります。

②は構造上固定焦点で眼幅調整も無いので、メガネ無し(コンタクトはOK)で無限遠が見えない人には使えないなど使う人を選びますが、老眼のスタパはOKです。

手ぶれをほとんど感じること無く使え、よほど大きな星座でない限り視野内に一望できて楽しいです。

ガリレオ式のため対物レンズが大きいわりに集光力は4倍となり、驚くほどたくさんの星が見えるようになるわけではないのですが、肉眼よりも1等級以上暗い星が見えるようになるので星座を形作る4~5等星の星がハッキリ見えるようになり、星座が辿りやすくなります。

アイレリーフが短かいのが欠点ですが、肉眼の延長上で使えもちろんブラックアウトも皆無で疲れないです。

③・④・⑤は性格が似ているように見えるのですが微妙に違います。

残念なことにスタパの③は内部に曇りが生じていて本来の性能が出ていないのと④・⑤に較べ見かけ視界が少し狭いので少し見劣りがして出番が無くなっています。

④の3.8倍と⑤の5倍とでは数字で見る以上に倍率が違う感じがします。

④がわりと肉眼の延長上で手ぶれや倍率を感じにくいのに対し、⑤はグッと引き寄せた感じで迫力がある分手ふれが気になり始めます。

④の視界はオリオン座を見たときベテルギウスとリゲルがギリギリ同一視野に見えない(ベテルギウス・ベラトリクス・サイフまたはベラトリクス・リゲル・サイフの3星は同時に見えます)視界です。

いっぽう⑤はベテルギウスから小三つ星までが一望できる視界です。

光学系と口径の違いから⑤の方が明らかに暗い星が見え迫力がある代わりに、星座の星たちの位置関係は④のほうが分かりやすくて優劣が付けにくい、でもどちらもブラックアウトしにくく見ていて楽しい機種です。

④・⑤は日の出光学のA5(5×21、FOV11°)に仕様が近いのですが、見比べると全く性格が異なります。

A5はとてもヌケが良く視野の端のほうまで星像の乱れが少ないです。

⑤と見較べると口径が小さいのに微光星の見え方はほぼ同じで、A5は明るい星の色がはっきり分かります。

どちらが良く見えるかといえば断然A5です。

A5の方が軽量コンパクトで持ち歩くのには断然有利でもあります。

ただしA5は見かけ視界が狭いので覗いた時に閉塞感を感じます。(集中して見ることができるので好ましく感じる人もいるので優劣は付けがたいのですが・・・)

個人的には見ている対象の星座の中での位置関係を把握しやすいとか、見かけ視界が広いせいなのか不思議と手ぶれを感じにくいなどの理由から⑤のほうが使っていて楽しいように思います。(続く)

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古いファインダーのレストア

今日も良い天気。

今日は先週仕込んだ干し柿のもみほぐしをしました。(おいしくなぁれ~)

さて今日はビクセンの望遠鏡に付属するファインダースコープのレストアについて。

ビクセンやSYNTA社などのファインダーの多くは鏡筒の位置決め用にゴムのOリングが用いられています。

簡単な構造で良いのですが、困ったことに長く使っているとゴムが劣化してボロボロになりファインダーの調整ができなくなります。

もちろんメーカーにお願いすれば補修部品として入手は可能ですが、いざというときに困ります。

そんな時に役に立つのがこちら、

水道工事の防水などに使うシールテープです。

Oリングの代わりにキッチリハマる巻き数を探りながらグルグル巻いて行きます。

適当なところで切って鏡筒を押し込みます。

少し見てくれが悪いですが、しっかりOリングの代わりをしてくれますし、劣化の心配も少ないです。

たとえ劣化してもホームセンターの水道関連売り場で確実に入手できる安い材料なのでまた巻き直せばよいので気楽です。

Oリングの劣化で困ったときはシールテープに限ります。
(スタパには古スコがいっぱいあるので、最近はシールテープで代用したファインダーがだいぶ多くなっています。)

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浴室の大掃除

今日は良い天気。

ソロソロ本気の冬支度でタイヤ交換?と思ったのですが、先にお風呂の大掃除をすることにしました。

窓の目隠しフィルムがだいぶ汚れてきたので張り直しです。

浴室の窓から外が眺められるのはこのフィルムの貼り替えの時だけです。
(保健所の指導があるので・・・)

普段手の届かない天上から壁の高いところ、照明器具なども清掃してさっぱり。

上を向いての作業が多かったので明日は腕が上がらない気がします・・・

年末には少し早いですが先行して大掃除となりました。

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80mm合戦 その3

今日は終日雨模様。

少し間が開いたのですがスタパにある80mmクラスの望遠鏡で見え方比較をした続きです。

今回のエントリーは前回同様標準機としてポルタA80Mfを用い以下のラインナップです。

①:ビクセン ポルタA80Mf(D80mm/f910mmアクロマート、ポルタ式経緯台)
②:ミザール 短焦点鏡筒(D80mm/f400mmアクロマート)
③:某社試作機   D80mm/f800mm2枚玉EDアポクロマート
④:ビクセン旧製品 A80M(D80mm/f910mmアクロマート、旧タイプ総金属鏡筒)

②を除きわりと仕様の近い鏡筒での比較です。

②はF5の短焦点のため他の鏡筒と比較するのは少し無理がありますが、低倍率が出しやすいのでフィールドスコープ的に使うなら充分楽しめます。

月や惑星も色収差は出ますがとりあえずは見えます。

お気楽観察ならこれでも良いかな・・? と思うのですが、やはり他の3機種と見比べてしますと明らかに見え味が劣ります。

古い製品にありがちなのですが天頂ミラーを用いるとドロチューブによるケラレ(口径食)が生じ口径が実質70mm未満になってしまい、他の機種よりも暗く見えていました。
(ケラレた分シャープさが向上するという効果はあるのですが・・・)

取り回しの良さを加味しても(個人的には)出番が少なさそうな気がします。

③はアポ鏡筒だけあって惑星の見え方が明らかに一段クリアに見えます。

散開星団なども星像が鋭いのでより暗い星まで見えているような気がします。

①・④のアクロマート機よりも焦点距離が100mm短く、フードが伸縮式なので搬送や取り回しも良いです。

価格差分の価値はそれなりに発揮していると思います。

今回少し意外だったのは④の見え味の良さ。

①と同仕様ながらスタパに来たときはボロボロ・ドロドロのジャンクでレストアしても古い単層コーティングがハゲハゲのままで小傷も多いです。

古スコのレストア

レストアした後あまり真面目に使っていなかったのですが、今回改めていろいろな天体を見たら、少なくとも惑星に関してはどう見ても①より良く見えますし、それ以外の天体でも見え味にほとんど差がありません。

たまたまの個体差か製作国の違いかはわかりませんが、古い製品でも充分使えることが分かって少し得をした気分です。(ちなみに④は赤道儀、三脚など一式5千円以下で入手したので・・・)

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教室3連チャン

今日は曇り空な一日。

そして今日は日曜日ですが飛び石連休で仕事中。

スタパでは星空初心者のゲスト向けにいくつかの教室・講座プログラムを用意しています。

主にお子さん向けの「組立望遠鏡教室」

お子さんから大人までの「入門用望遠鏡教室」

デジタルカメラで星景写真の基礎を学ぶ「星空写真入門講座」

双眼鏡で星空を楽しむコツをお伝えする「双眼鏡で星空観察入門講座」

という4つの講座があります。

いずれも30分から1時間くらいで気楽に参加頂ける内容なのですが、講師は私ひとりです。

いくつか講座が重なるとズーッと話し続けることになり、これに更に定番の星空観察会(悪天時は屋内で星空解説)があるので最後の方は声が出なくなります。

で今日は「双眼鏡」以外の3つの講座が重なりました。

今夜は喉にタオルを巻いて休むことにします・・・

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月食を二度楽しむ

今日も良い天気。

満月で月食が見られた昨日から一日、少しだけ縁に凸凹が見えています。

今日は昨日撮影した限りなく皆既に近い部分月食の処理をしました。

211119moon_3789

昨日は速報的にアップしたのであまり納得のいかない画像だったので、見たときのイメージに近いと感じるように処理をしました。(昨日より輝きと透明感が出たと自画自賛)

実は最大食分の頃はまあまあよい天候だったのですが、その後少し雲に邪魔をされました。

月食の終わる頃にはまた晴れたのですが・・・

連射で写していたのでその様子を動画にしてみました。

月食を2度楽しんだ気がします。

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今日は月食

今日はやや雲の多い天候。

ここのところメジャーな天文現象で天候に恵まれていなかったのですが、今日は何とか晴れてくれました。

普通は明るさが違いすぎてまともなツーショットにならないスバルと月です。
(CANON EosKissX5 TAMRON17-50mm/F2.8 50mm/f4/ISO1600/20sec)

限りなく皆既に近い部分月食と言うことで最大食分の時はほとんど皆既月食のような月が見られました。

透明感のある赤と欠けきっていない部分との境目のグラディエーションがとてもキレイでした。

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