今日も終日雨模様
菜種梅雨(なたねづゆ)らしいです
さて今日もASCOM Remote制御についてです
単純にASCOMのみの制御よりASCOMRemoteを用いることにより各機器の安定化が図れるのですが、もう一つの大きな利点として他のPCやOSの異なるスマホなどからも制御できるようになるという機能が加わります
実は昨日の時点でやり方がよく分からなかったのですが、今朝ほどT-Studioさまより天の声とも言えるコメントを頂きました
早速そのアドバイス(天の声)をヒントにいろいろ設定をして、AndroidタブレットのSkySfariで制御ができるようにしました
一番の肝はASCOM RemoteのデフォルトのIP設定が「127.0.0.1」なのですが、これだとローカル(PC内だけ)でしか接続ができなくて、PCの固定IPを「192.168.x.x.」のように設定するということでした
例によって備忘録を兼ねて一連の操作を記録しておきます
1)PCのモバイルホットスポットをONにしASCOM Remoteを立ち上げます
(ここではIPが赤枠内にあるように127.0.0.1になっています)
2)Setupボタンをクリックした後 Server Configurathionウインドウで
・Server Configurathionタブを選択
・Server IP addressのチェックボタンをクリック
3)すると使用中のPCのIPアドレス(ここでは192.168.1.12)が表示されるので選択してOKをクリック
4)Server Consoleに戻るのでIPアドレスが変更されていることを確認
5)SharpCapとStellariumの設定も前と同じですがSharpCapでは設定でマウントを選び直す必要があります(設定したIPアドレスのマントを選択します)
6)次にタブレット(もちろんスマホでもOK)でSkySfariの設定
設定で望遠鏡プリセットを選択し、「+プリセットを追加」をタップ
7)「ASCOMアルパカ接続」をタップ
8)なぜかステップ1/5からいきなり2/3になるがそういう仕様ということで
「手動設定」を選択、先ほどのIPアドレス(ここでは192.168.1.12)を入力
「デバイスのIPとポートを確認する」をタップ
9)正常ならば下記赤枠のような表示が出るので右上の「次へ」をタップする
10)ステップ3/3となりプリセット名が表示されるので必要に応じて変更し(ここでは変更無しで)「プリセットを保存」をタップ
11)登録されたプリセット一覧が表示される(ここでは既に保存された3つが表示されている)
制御したい望遠鏡のプリセットを選択(チェックが入る)
12)設定を閉じメインの画面に戻ったら下段メーニューの「望遠鏡」タップ、
「接続」をタップすると既にStellariumなどで制御している天体に指標が表示される
(ここではリゲルに向いていますがゼロスタートなら天の北極に指標がある)
この状態でPCのStellariumからもタブレットのSkySfariからも天体の導入が可能になり、それぞれの制御を共有できています
上はAZ-GTiの制御をしていますが、
ASCOM Remoteの Server Configurathionウインドウでマウント、カメラなどの変更
SharpCapとStellariumでマウント変更
SkySfariでもプリセット変更をすれば
Onstepでの制御も可能です
こうなるとPC側でStellariumを立ち上げずSkySfariを無線リモコンとして使っても良いです
他にも使い道がいろいろありそうですが、とりあえず導入用アプリを無線化して使えるのは便利ですね